キスマイ二階堂高嗣が憎めない理由は? 人懐っこい“少年性”の魅力に迫る
ジャニーズの若手グループの中でも、常に話題を呼んでいるKis-My-Ft2。とくにSMAP中居正広のプロデュースで誕生した、派生ユニット『舞祭組(ブサイク)』の躍進が止まらない。最近では、アサヒ飲料の『スパイラルグレープ』のCMキャラクターに起用された。“従来のジャニーズのイメージと常識を覆す自虐的なパーソナリティが人気”という理由での抜擢だが、CMの内容も『スパイラルグレープ』を飲むとテンションが上がって踊り出し、次々と周りの人を巻き込んでいくという、舞祭組のブレイクそのものを見ているようだ。
そんな舞祭組メンバー4人の中でも、もっとも“少年の心”を持っていると感じさせるのが二階堂高嗣。ドラマ『BAD BOYS J』では広島のヤンキーチーム“BEAST”の硬派なトップを演じていた二階堂だが、他の場面で見せる彼の人柄は、笑顔を大事にする人懐っこさが特徴だ。
そんな彼がキスマイ内で見つけたのが、ガヤ的ポジション。冠番組でも率先して場を盛り上げている。ラジオ番組内でリスナーから「テレビでテンションが低い二階堂くんが映っていました。ふだんの元気な姿は(作られた)キャラですか?」という投稿に大あわてで「それは365日のうちの数日」と弁解するシーンもあったが、誤解を恐れずに言うと彼は根っからのお調子者キャラだ。
天性の末っ子基質と称されることもあるほど、ジャニーズJr.時代から多くの先輩に可愛がられてきた二階堂。大先輩である香取慎吾のことを知らずに「誰?」と言ってしまったり、錦戸亮を後輩だとまちがえて「バカヤロー」と怒鳴ってしまったり…という失敗エピソードは数知れず。普通ならば、怒られたり嫌われたりしていてもおかしくない場面でも、決して憎まれない不思議な魅力を持つ。
振り返ってみると、自信過剰と受け取られたり、反抗することでカッコつけているように見えたりと、回り道をした時期もあった。だが、彼はぶつかりながらも最後は人の忠告に耳を貸す素直さも持ち合わせている。そういうところが、先輩からかわいがられる最大の要因なのだろう。メンバーの北山宏光をはじめ、先輩たちにかけられた言葉を受け入れて、今日の彼がいるのだ。