サカナクション、sleepy.abに続くか? 北海道発バンドFOLKSの音楽性に迫る

2月12日にメジャーデビューアルバム『NEWTOWN』をリリースしたFOLKS。

 1990年代から、bloodthirsty butchersや怒髪天、eastern youthにthe pillowsなどが活躍し、北海道にはロックの最先端とおぼしきムーブメントがあった。ここ数年、北海道が再びロックの発信地となりつつある。昨年の紅白歌合戦への出場も記憶に新しいサカナクションなどの台頭など、音楽性やジャンルは変わったものの、北海道出身のバンドはその勢いを増している。

 その中でも上京はせず、あえて北海道を拠点として活動している、若手バンドの台頭が著しい。彼らは都会の喧騒に縛られずに、牧歌的なスタンスで活動しつつ、カウンターカルチャーとしての潮流を形成しつつある。その中でも特に注目すべきバンドがFOLKSだ。

 FOLKSは、恵庭市にある恵み野を拠点として活動している、元Galileo Galileiの岩井郁人と野口一雅を中心に、兄弟や友人、幼馴染などの近しい関係で結成されたバンド。打ち込みを主体としたビートに、パッション・ピットやフォスター・ザ・ピープルなどの、海外インディーシーンにおける、最先端のエレクトロポップバンドと通ずる音を鳴らしている。

FOLKS『Everything is Alone』

 2013年の3月には自主制作のミニ・アルバム『Take off』を発売し、7月末に配信された同作のiTunes版は、砂原良徳によるリマスタリングが施されている。先行で配信していたSoundcloudでも高い評価を得るなど、耳の早い音楽ファンの間で話題となっていた。同年の8月には「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2013 in EZO」へ、500組以上の一般公募枠の中から選出されて出演。2014年2月12日には、キューンレコードからのメジャーデビューアルバム『NEWTOWN』が発売され、これからの快進撃が期待されるバンドだ。デビュー以降も5人は地元・恵み野で活動を行っていくと表明しており、その純粋培養の音楽性に磨きをかけていくだろう。

 気候や風土などの影響もあるだろうが、シガーロスやチーム・ミーなど、どこかノルウェーやアイスランドの音楽的要素を感じさせるなど、北国特有の空気感や音楽性が彼らにプラスの影響を与えているのかもしれない。彼らの他にも、北海道ならではのサウンドを形成するバンドはいくつも存在する。ここではそんなバンドたちも合わせて紹介したい。

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