勇敢なコックを操り、王国の危機を救え! インディーゲーム『オーバークック2』が面白い
つい先日Nintendo Directで『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の追加ファイターが解禁され、さらに盛り上がりを見せているNintendo Switch。そんな本ハードで増えてきているジャンルが「インディーゲーム」だ。小規模で開発された商用ゲームの総称だが、有名タイトルとは違った面白さがあり、愛好するファンも多い。今回はNintendo Switchで配信されているインディーゲームの1つ、『オーバークック2』を紹介しよう。
オニオン王国の危機を救う、勇敢なコックたち
本作はオニオン王国に迫りくる「ゾンビ・ブレッド」から王国を守るために、ひたすら料理するゲームだ。本作品では同シリーズで初めてオンラインプレイに対応し、ネットを通じて友達と一緒にプレイすることも可能となった。
ゲームシステムは、画面左上に出てくる注文をひたすらこなしていき、左下のスコアが一定以上になれば次のステージに進むことができるというもの。1ステージの制限時間は4分なので、ちょっとした時間にサクッとプレイできるのも特徴だろう。
作る料理によって、様々な調理工程をこなす必要があるというのも特徴だ。例えば蒸し物を作る時は、肉か野菜をまな板と包丁でカットし、小麦粉と混ぜてから、蒸し器に入れて蒸す必要がある。オーバークック2では加工する必要がある材料と、そのまま入れる材料というものがある。
注文は左上に表示されるのだが、最大で4つの食材を組み合わせる必要がある。例えばハンバーガーのレシピは、バンズはそのまま、レタスは包丁で刻む、牛肉は刻んでから炒める、チーズは刻むといった風に加工する必要があり、用意した材料をすべてお皿に乗せてお客さんに出せば、初めてスコアを獲得することができる。その後、お客さんが食べた後の汚れたお皿はシンクで洗い再び料理を乗せる、というなかなかのリアル仕様だ。シンプルなルールで誰でも楽しむことができる一方で、効率よく注文をこなそうとすると頭を使う必要があるゲームだと感じた。
簡単操作で、子供でも大人でも楽しめる
操作は非常に簡単で、子供・大人関係なく手軽に楽しむことができるのもポイントだ。普段からゲームをしている子供はもちろん、子供に誘われてゲームをプレイするお父さん・お母さんも楽しむことができるだろう。「一緒にゲームをしてあげたいけど、最近のゲームは操作が難しい」というお父さん・お母さんもぜひ、一緒にプレイしてあげてほしい。
ローカルでも、オンラインでも
オーバークック2はJoy-Con1つで1人が操作できるので、Switch本体とソフトを持っていれば2人までプレイ可能だ。Joy-Conを追加で2つ用意すれば4人まで同時プレイ可能だが、4人が同じ場所に集まるのは難しいということもあるだろう。そういった場合は、オンライン経由で人を集めることができるのが嬉しいポイントだ。さらにローカルとオンラインを混ぜてプレイすることも可能で、ローカルで2人、オンラインで2人といった感じに2人同士で集まり、4人でプレイすることも可能で、時間さえ合えば、いつでもみんなでわいわいプレイできる。
また、ストーリーはフレンドのみ招待可能だが、アーケードと対戦モードは公開ルームを作って、オーバークック2をプレイしている、他のプレイヤーと対戦することも可能だ。
ステージ特有のギミックで、更に楽しく
最初は簡単なステージが多いが、ストーリーを進めていくとかなりギミック豊富なステージが多く登場する。画像のステージはキッチンが左右に分断されており、真ん中に車が通っているステージだ。車に轢かれると、持っているものが消滅してしまうので、料理や材料を持って道を渡る時には細心の注意を払う必要がある。
また、このステージでは食材がベルトコンベアーで運ばれてくるので、必要な材料をしっかりと受け取り、加工しないとクリアすることはできない。やりごたえを求めるゲーマーも、十分に楽しめる内容だ。