嵐 二宮和也が明かした、“俳優である前にアイドルである”という活動スタンスの真意

 4月20日放送の『有馬隼人とらじおと山瀬まみと』(TBSラジオ)に二宮和也がゲスト出演。22日よる10時より放送がスタートするTBS系日曜劇場『ブラックペアン』の主演として、ドラマの見どころを中心としたトークを繰り広げ、初の外科医を演じた大変さや仕事観について語った。この日の放送の中でも特に印象的だったのが、二宮がこれまで俳優としての自分について語る際に度々発言してきた、“俳優である前にアイドル・嵐としての二宮和也である”という活動スタンスの真意である。

 それは、いち俳優としての二宮和也、嵐としての二宮和也、両方で生きていくことの大変さについて問われた場面でのこと。二宮は、アイドルである自分は番組や作品の宣伝活動も楽しくがんばりたい。そうなると、役者一本で活動している人よりも告知をする機会が増えるため、世の中に作品を広めるという使命を背負いすぎていた時期もあった、と振り返った。自分がアイドルであることで、携わった作品を自ら広めるという務めがあるからこそ、「自分が最低限いいと思ってるもの、見てもらいたいと思えるものを作っていかないと。自分がいいものだなって感じられるものを共有したいなっていうのがあるので。作品を選ぶということに多分に影響してきたな、アイドルっていうのは」と語る。どちらもフラットな気持ちで臨んではいるが、アイドルであることが、作品と真摯に向き合う自身の強い思いを作り上げているということなのだろう。

 俳優として、アイドルとして。フラットでいるとはいえど、そのためにはその場その場での気持ちの切り替えが求められる。テレビの出演者の中でも、もっとも多くの種類の活動をこなしているのが、アイドルだ。シリアスな役を演じ、過酷なロケをこなし、着飾ってステージで歌って踊る。そんな日常の中でフラットでい続けられるのは、嵐のメンバーたちと一緒にいることが大きいと二宮は続ける。「あの人たちがぱっと座った時に隣にいるから『あ、今日はそうだよね』っていうふうになるし。あの人たちが元気なら僕も元気だし、そこの相互関係は19年やってきて出来上がってきたものなのかな」と、語らずとも各メンバーたちがお互いの状況を察知しながら日々過ごしていることも明かした。それを聞いた番組パーソナリティの山瀬まみが「いいな、同志がいるといいよね」と言うと、二宮は嬉しそうに「ね」と同意した。

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