BIGBANG、T.O.P入隊後の活動はどうなる? ソロでも世界を魅了するグループへ

 2009年の日本デビュー以来多くのファンを魅了し、2016年にはライブ動員ランキング第1位を獲得するなどK-POPアーティストの中でも圧倒的な人気を誇るBIGBANG。ワールドツアーも行なった彼らはアジアのみならず世界中にファンを持つが、2017年に入りメンバーのT.O.Pが入隊してしまった。彼は、BIGBANGの中で初めての入隊者だ。東方神起のように2人組であれば入隊の時期を合わせ活動休止の時期を短くでき、SUPER JUNIORのように大人数のグループであれば1人欠けてもそのまま活動を続けられる。そのどちらにも当てはまらない5人組であるBIGBANG。グループとして2月にアルバム『MADE』をリリース後、メンバーそれぞれのソロ活動に動きが見られた。

 リーダーであるG-DRAGONは6月から19都市を回るワールドツアー『G-DRAGON 2017 WORLD TOUR <ACT III, M.O.T.T.E>』を開催、SOLは千葉、神戸を回るスタジアムツアー『SOL JAPAN STADIUM TOUR 2017』を行なうなど、精力的なライブ活動を予定している。さらに、これまでもJ-POPカバーアルバム『D'scover』などをリリースしてきたD-LITEは、ソロアルバム『D-Day』でオリコン週間CDアルバムランキング(4月24日付)1位を獲得し、『D-LITE JAPAN DOME TOUR 2017 ~D-Day~』を完遂。過去にダンスアカデミー『JOY DANCE PLUG IN MUSIC ACADEMY』を運営していたV.Iは現在音楽活動を休息しているものの、オーナーを務めるラーメン屋「アオリの神隠し」(韓国ではすでに展開中)をついに日本にオープンさせるなど、意外な才能を示している。このように彼らが個性を生かし、ソロでも世界に通用するグループに成長したのは何故なのか。

 BIGBANGは2012年「FANTASTIC BABY」のヒットを受け、初のワールドツアー『BIGBANG ALIVE GALAXY TOUR』を、2015年には2度目のワールドツアー『BIGBANG 2015~2016 WORLD TOUR [MADE] 』を行なっている。これによりアジア圏のみならず、世界中にファンを持つ大きなグループに登りつめたと言っても過言ではないだろう。

 また1度目のワールドツアーと2度目のワールドツアーの間である2013〜2014年、彼らはグループとして日本でドームツアーを行いながら、ソロワールドツアーやソロ作のリリースなどそれぞれの活動に力を入れていた。グループとして世界で戦える力をつけた彼らが、BIGBANGという強固な器だけに頼らずソロ活動をすることで、それぞれの実力も確かなものにしたのだ。グループとしてもソロとしても世界に通用するBIGBANGは、最強のグループかもしれない。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる