>  > POLLYANNAが考える“最新型渋谷系”のスタイル

1stミニアルバム『CIRCLE』リリースインタビュー

“最新型渋谷系バンド”POLLYANNAの考える、これからのポップス「専門家になり過ぎないことが大事」

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 “最新型渋谷系ポップバンド”を謳う5人組であり、TOWER RECORDSとHOT STUFFによる新レーベル<TWO SHOT>の第1弾アーティスト・POLLYANNAが、1月6日に1stミニアルバム『CIRCLE』をリリースした。同作は渋谷系の先達たちに敬意を払いつつ、アニソン的な速度感を持つ楽曲や、四つ打ちの踊れるポップスなど、様々なジャンルを横断した一作となっている。TWEEDEES・沖井礼二も「快活で優雅で無慈悲。僕が彼等に嫉妬するのは、その若さについてだけではありません」とコメントを寄せている同作について、リアルサウンドではメンバー5人へインタビューを実施。様々な音楽的ルーツや楽曲の核、“渋谷系”を背負う覚悟などについて、じっくりと話を訊いた。

「“渋谷系”を名乗ることに対して、そこまでハードルが高いバンドだと思っていません」(斎藤)

――POLLYANNAの平均年齢は23歳で、年長者が飯島さんと斎藤さんの27歳組ですよね。ほか3人はーー。

qurosawa(Gt.):22歳です。

深澤希実(Vo./以下、深澤):20歳です。

ハッピーナッティ西山(Dr./以下、西山):21歳です。

――ありがとうございます。そんな5人は“最新型渋谷系バンド”と名乗って活動しているわけですが……これは誰かにタグ付けされたのでしょうか。

斎藤モトキ(Ba./以下、斎藤):いえ、自分たちが言い出しました。基本的にこのバンドは僕と飯島の年長者組がブレイン的な役割を務めていて。

――自分たちで“渋谷系”という括りに飛び込むのは、なかなかに勇気のいることだと思うのですが……。

斎藤:POLLYANNAは“渋谷系”を名乗ることに対して、そこまでハードルが高いバンドだと思っていませんでした。というのも、僕ら自体が渋谷系が好きで好きでそうしているわけじゃなく、メンバーそれぞれが好きな音楽を聴いているうち、知らない間に渋谷系にたどり着いたからなんです。ひとつ前のバンドを解散して、次にやる音楽を模索していたときに「そういえばこういう音楽好きだったなあ」と思って飯島と始めたのが、今やっているジャンルの音楽だったという。

――ちなみにひとつ前のバンドではどんな音楽を?

飯島快雪(Key./以下、飯島):僕と斎藤とqurosawaがメンバーだったんですけど、今よりも激しくてゴリゴリした、やや歌謡曲よりのロックでした。

――今と全然違いますね。楽曲を聴くと、アニソンや広義のJ-POP、ギターポップ、シューゲイザーなど、様々な音楽性がミックスされたように感じます。曲作りに関しては斎藤さんが他のメンバーから吸い上げたものを代表してまとめているのでしょうか。

斎藤:いえ、デモはすべて僕が作っています。渋谷系と名乗ったはいいものの、それにとらわれすぎるのは良くないと感じたので、色んなジャンルの音楽をあえて取り入れました。なので、僕が作るといっても、楽曲に応じて旋律や雰囲気を考えて提出し、ルーツの異なるメンバーたちが、それをもとにアイディア出しをするという感じです。自分の価値観で全部を止めてしまうのはバンドとしてもカッコ悪いことだと思うので、アンサンブルを作るときは、皆にいろいろ全部投げたいんですよ。

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左から、ハッピーナッティ西山(Dr.)、深澤希実(Vo.)、斎藤モトキ(Ba.)。

――斎藤さんが上手くまとめているからこそ、全員の音楽的なルーツがバラバラなことが逆に活きていると。では、それぞれの出自を教えてください。

飯島:ボクは元々クラシックピアノやジャズピアノを幼少期からやっていたのですが、中学生の時には吹奏楽部で活動していて。クラス全体がヒップホップを聴いているような学校だったので、“ピアノ×ヒップホップ”という意味では、ナズに大きく影響を受けましたね。高校に入ってからはプログレッシヴ・ロックを聴くことが増えました。

深澤:私は母がピアノの先生で、兄がジャズサックスをやっていたこともあり、3歳の頃からクラシックピアノを習っていて、高校3年生からはジャズピアノに転向しました。それと中学2年生くらいまでクラシックバレエもたしなんでいて(笑)。

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左から、斎藤モトキ(Ba.)、飯島快雪(Key.)、qurosawa(Gt.)。

――音楽一家のお嬢様という感じですね。では聴く音楽もクラシックやジャズばかりでしたか。

深澤:幼少期はそうですね。でも、小学生のときにBUMP OF CHICKENさんを聴いて、初めて歌モノというものを意識して。高校生のときはジャズやクラシックを聴きつつ、YUKIさんや東京事変、椎名林檎さんも好きでした。

西山:自分は中学時代、吹奏楽部に入ったことをきっかけにドラムを始めました。そのころはGRAPEVINEに影響を受けていたのですが、高校に入ってからはファンクに目覚めて。ミーターズや、ニュー・マスターサウンズなどのジャズ・ファンク系に感化されてファンクバンドを始め、今はネオ・ソウルや『Jazz The New Chapter』で特集されるようなミュージシャンのものを聴いています。

qurosawa:僕はギターロックがルーツではあるものの、カントリーやシューゲイザーが大好きで。ほかにもCOALTAR OF THE DEEPERSやROLLYさん、伊藤真澄さんなど、幅広く影響を受けていますが、自分の音にはシューゲイザーっぽさが色濃く出ちゃいます。

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