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森朋之が「2015年のミスチル」を検証

Mr.Childrenはいま何を目指すのか? 全国ツアーと最新アルバムが示した可能性

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 今年3月から6月にかけて行われた約2年ぶりの全国ツアー「Mr.Children TOUR 2015 REFLECTION」、そして、前作『[(an imitation) blood orange]』以来、約2年7か月ぶりのオリジナルアルバム『REFLECTION』のリリース。これらの活動においてMr.Childrenは数多くの新しいトライを行った。本稿では、その意図と成果を検証してみたいと思う。

 最初のアクションはシングル『足音〜Be Strong』のリリースだった。ドラマ「信長協奏曲」の主題歌として制作されたこの曲は「もう怖がんないで 怯まないで 失敗なんかしたっていい」というフレーズが印象的なロックバラード。何と言っても注目すべきは、この曲がバンド史上初のセルフプロデュース作品だということだろう。ご存知の通りミスチルは、デビュー以来、小林武史氏のプロデュースのもとで数多くのヒット曲を生み出してきた。ここ数年は小林氏自身もステージにも上がり、第5のメンバーというべき存在だったわけだが、彼がミスチルの制作から離れるというのは、これまでもっとも大きな変化だと言っていい。

 ドラマ「信長協奏曲」の主題歌発表時、『足音〜Be Strong』に関して桜井和寿は、「このドラマの背中を押したくて また自分達にも、新しい風を吹かせたくて気負い過ぎていたのでしょう。。何曲作っても納得できなくて、何度も何度も手直しして、やっと『これだ!!!』って曲が完成しました。」

 とコメントしているが、この言葉からも“新しいミスチルを表現したい”という並々ならぬ決意が伝わってきた。実際、『足音〜Be Strong』はこれまでのミスチルとは一線を画す楽曲に仕上がっていたと思う。軸になっているのは、ギターを中心としたバンドのアンサンブルとエモーショナルなボーカル。そう、彼らはこの曲をきっかけにして、ロックバンドとしての生々しさを取り戻そうとしたのだと思う。

     
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