乙女新党、新体制での初ワンマンで見えた可能性 武道館への一歩踏み出す

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 12月27日、乙女新党が6人組となってから初めてのワンマンライブ『ビバ!乙女の大冒険っ!!』をTSUTAYA O-WESTで開催した。

 今年の乙女新党にとって何よりも大きかったのは、7月に荒川ちか、葵わかなの2人が卒業し、相原まり、緒方真優、其原有沙、長谷川愛里の4人が加入したこと、4人組から6人組となったことだろう。6人組となってから初めてのワンマンとなるO-WESTは前売りでチケットが完売し、デビューシングル曲「もうそう★こうかんにっき」で始まったライブでは、たむらぱんによる新曲の「とりことりことりこ」が初披露され、アンコールでは6人バージョンの自己紹介曲「新・乙女新党のうた」も初披露、Wアンコールでは、6人組となって初のシングル曲「ビバ!乙女の大冒険っ!!」が改めて披露され、新メンバーが加わってからの176日、およそ半年間の成果がすべて詰まったような充実したライブとなった。

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 3月に2人の卒業が発表されたときはどうなることかと思われたし、実際、グループに残ることを決めた高橋優里花、田尻あやめの2人も心配だったというが、7月にお披露目された新メンバーの4人は、経験値こそ不足しているものの、これまでの4人に負けないポテンシャルの高さを秘めたメンバーが揃っていたし、何より彼女たちは、いままでの乙女新党の活動を見て憧れを持っていたり、ここに自分も入りたいという強い意志を持っていた。今回のライブのMCでも、その思いはそれぞれの言葉で語られたが、それは言葉で語らずともパフォーマンスを見ていても伝わってくる。歌やダンス、その表情からも、とにかく一生懸命な様子が伝わってきて、微笑ましいし、見ていてとても気持ち良いのだ。

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 もちろん、6人体制になってまだ半年、歌い慣れている曲とそうでない曲でパフォーマンスにはバラつきがあるし、MCなどでもぎこちない部分は見受けられる。だが、それはこれから時間と経験によって解決されていく問題であり、その成長の過程を追いかけることは、アイドルファンにとっての大きな楽しみでもある。メンバーチェンジによって動けなかった時期が長かったため一旦は失った勢いも、6人組になってからシングルのリリースイベントを数多くこなすことで、「6人の乙女新党」のファンが確実に増えてきているし、また今回のワンマンの評判を聞いて、いまの乙女新党を見たいという人、または一旦は離れたけれど、もう一度戻ってくる人も出てくるはずだ。

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