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今年のフジロックはいつもと違う? カニエ・ウェストの出演発表に見る音楽シーンの変化

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 7月25日(金)から27日(日)まで新潟県湯沢町苗場スキー場で開催される日本最大級の野外ロックフェスティバル「FUJI ROCK FESTIVAL’14」。同フェスが出演アーティスト第1弾として、27組の名前を発表した。

 ヘッドライナー級の2組として、昨年発売したアルバム『イーザス』が、ジャケットのないアルバムとして大きな話題を呼んだ、敏腕プロデューサーとしても活躍するカニエ・ウェスト。そして、アコースティックギターでオーガニックサウンドでサーフ・シーンの第一人者とも呼ばれているジャック・ジョンソンが選ばれた。

 その他、昨年の来日ツアーは全公演完売という、フランツ・フェルディナンド、人気ダンスユニットのベースメント・ジャックス、フジロックには13年ぶりの出演となる、マニックスことマニック・ストリート・プリーチャーズの出演なども決まっている。

 これまでのフジロックのラインナップと比較すると、予想外ともいえるカニエの出演。この意図について、音楽ライターの柴那典氏は次のように分析する。

「今回、カニエ・ウェストがヘッドライナーとして起用されたのは、海外の音楽シーンにおいて、ロックバンドがシーンの代表格だった90年代が終わり、EDMやヒップホップが主流になってきた現在の状況が背景としてあるのかもしれません。もちろん、アークティック・モンキーズやヴァンパイア・ウィークエンドなど、現役で評価の高いバンドもいますが、海外の主要フェスを見ても、ロックバンドだけが主流ではなくなってきていることは明らかです。象徴的なのは2008年の『グラストンベリー・フェスティバル』にJAY-Zがヘッドライナーで登場したときでしょう。その際は各方面から賛否両論の声がありました。ただ、そこで彼は圧倒的なステージングを見せ、ロックフェスの観衆にもヒップホップアクトが認められたように思います。ただし、これまで日本でその潮流に対応した夏フェスは、むしろ『SUMMER SONIC』のほうでした。サマソニを主宰するクリエイティブマンは、日本最大級のR&B/ヒップホップフェスである『SPRINGROOVE』の主催でもあったため、サマソニにJAY-ZやNas、リアーナといったミュージシャンを比較的、招聘しやすかったのではないでしょうか」

      

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