世界一の携帯電話評論家・山根康宏のスマホ進化論(第31回)
パステルカラーでイメチェン ソニー『Xperia 10 VIII』を速攻チェック
ソニーからミドルレンジクラスのスマートフォン『Xperia 10 VIII』が発表された。発売は9月中旬の予定で価格は未定だ。前モデルから大きく変わったボディーのカラバリなど、外観を中心に『Xperia 10 VIII』をチェックしてみた。
ボディーカラーを一新、細かいスペックが向上
『Xperia 10 VIII』はチップセットにSnapdragon 6 Gen 3を搭載するミドルレンジクラスのスマートフォンだ。発売時期は9月中旬以降とのことで、詳細は現時点では不明。Xperiaシリーズはこれまでもドコモ、KDDI、ソフトバンクといった大手キャリアから販売されており、ソニーからもSIMフリーモデルが登場した。追って価格などが公表されるだろう。
本体のデザインは昨年発売された前モデル『Xperia 10 VII』と変わっていない。一方で本体仕上げは半透明の素材を重ねた「トランスルーセントレイヤー」を採用し、イメージを一新。前モデルは樹脂の質感を生かしたカジュアルな印象を受けたが、『Xperia 10 VIII』はパステル系を基調としたさわやかなデザインにまとめている。本体右側面には音量、電源、カメラを即座に起動できる「即撮りボタン」が並ぶ。
本体サイズは153 x 72 x 8.3mm、重量は168gとこれも前モデルと同じだ。本体左側面のSIMカードスロットは爪先で開閉でき、nano SIMカードとマイクロSDカードを表裏に1枚ずつ装着可能。なお本体内にはeSIMも内蔵している。下部側にはさりげなく「XPERIA」のロゴがプリントされている。バッテリーは5000mAhで2日間の使用が可能だという。
ディスプレイは輝度を前モデルより50%向上させたことで、屋外での視認性も高くなった。6.1インチ、アスペクト比は19.5:9でリフレッシュレートは120Hzとなる。さらに前面のフロントスピーカーも最大振幅量を約2倍とし、音量を前モデルから15%向上させた。動画や音楽再生により適したチューニングアップが行われているわけだ。本体カラーはフロストグレー、フローズンホワイト、ミスティライラック。
カメラと新機能をチェック
カメラは前モデルを引き継ぎ、広角5000万画素と超広角1300万画素を搭載。広角、超広角に加え、広角カメラを活用した2倍撮影にも対応する。なおデジタルズームは最大6倍に対応する。一方自撮りなどを行うフロントカメラは800万画素を搭載している。背面の「SONY」ロゴが浮き上がっているように見えるのも美しい。
今回新しく搭載される「Point & Pay」はその名前の通り、レジでの支払いやポイントカードを使うときに便利な機能だ。電源ボタンを2度押しすることで、あらかじめ登録しておいたアプリのメニュー画面が現れる。そこから支払いやポイントのアプリを即座に起動できるわけだ。また動画を良く楽しむ人なら、動画ストリーミングサービスを複数登録しておき、それを即座に呼び出す、という使い方もできる。
本体のケースも半透明風の素材となり、本体と合わせて使うことができる。なお前モデルと本体サイズが変わらないことから、市販されているケースは流用できると思われる。
なお『Xperia 10 VIII』は日本以外でも発売される。香港や台湾でも予約受付が始まっている。今回は香港モデルを実際に試してみた。なお今年1月に発表されたソニー初のイヤカフ型ワイヤレスイヤホン『LinkBuds Clip』のラベンダー、グリーン、ブラックの3色は、『Xperia 10 VIII』の本体カラーとかなりマッチする色合いだ。香港では予約者特典で『LinkBuds Clip』の割引販売も行われる。
なお、価格は筆者の拠点がある香港では4799香港ドル(約9万7000円)であった。日本ではキャリアからの割引販売も行われるだろう。いくらで登場するのか、今から楽しみだ。