にじさんじ・星導ショウは自然体で歩み続ける マイペースな素顔と柔らかな歌声の“二面性”

にじさんじ・星導ショウが見せる“二面性”

 現在のVTuberシーンにおけるトップランナーのひとつであるにじさんじ。そのなかにおいてもタレントの活躍する分野は日々拡がっている。

 メインとなる生配信に加え、事務所が主導する企画への参加や監修、主に一人ひとりのライバーが主導となって進む「歌ってみた」などの動画のほか、ここ数年ほどはエンターテインメントのフィールドでアーティストとして日の目を見る者も増加してきた。

 育成プロジェクトである「バーチャル・タレント・アカデミー(VTA)」からも新規ライバーがデビューし、現在約150名を超えるメンバーが所属・活動しているにじさんじ。その層の厚さでシーンに大きな影響を与えている。

 前回はDyticaの伊波ライについて書かせてもらったが、同期として活躍する星導ショウも印象的な活動をしてきた。デビュー以降、自分らしい歩みを進めてきた彼に今回はフォーカスを当ててみようと思う。

マイペースな新人が“先輩イジり”をする側へ 「やるしかない」と決めた覚悟

 星導ショウは、2023年4月26日にTwitter(現X)に初投稿、同月29日にはYouTubeで初配信し、Dyticaのメンバー3人とともにデビューした。Dytica、Oriensのなかでも身長は高めの177センチ、薄紫色に伸びたロングヘアーが特徴的だ。自身のデビュー配信時、ならびにデビューしてすぐの頃から「緊張しい」「焦りがち」である節が見受けられ、本人もこれを配信中に認めている。

 そんな星導だが、かなりマイペースな性格であることが同期や仲のいい男性陣、そして現在ではファンにまで広まっている。ゲーム配信中に目的(タスク)があるにも関わらず横道へドンドンと逸れ、本人が自覚せず、流れのままにあれよあれよと別の行動へ……という展開になることも少なくない。

 逆に、同期メンバーとコラボしているとイタズラを仕掛ける側へとまわり、配信中に相手を笑わそうとしたり、ココという場面で邪魔になろうとしてみせるなどマイペースさを存分に発揮。ついさきほどまで何にもないような顔をしていたところからいきなり仕掛けることが多いため、相手が虚をつかれるシーンがしばしばある。

 にじさんじ6周年特番配信の際、先輩である月ノ美兎、椎名唯華、フレン・E・ルスタリオに挨拶したところ、それぞれから「椎名唯華です~」と返されたため、「椎名先輩方、よろしくお願いします」と返事したという。

 また、特番の控え室にてマネージャーが全員に飲み物の要望を聞いて回っていたところ、星導が「それって自腹ですか?」と返事しているところを目撃されるなど、星導のマイペースな性格は季節を追うごとに広まっているようだ。

 期限期日がギリギリになって追い詰められないとやる気スイッチが入らない、そんなスロースターターだと自身について語っていたこともあるが、このマイペースっぷりはズボラさやテキトーさにも繋がるのだろう。

 とはいえ、その振る舞いには計算高さやわざとらしさはあまりなく、自然体かつ飾り気の少なさを感じさせる。だからこそ、彼と交流するメンバーたちや多くのリスナーは、彼のふわふわとしたしゃべりからダジャレや小ボケ、ウソや冗談をはさんでいくトークで楽しく笑っているのだろう。

 そんな星導といえば、“迷言”も魅力のひとつ。先にも述べたようにどこかへふわっと行ってしまうようなおぼつかなさを漂わせる、あの空気感。そこから発された“迷言”がいくつもある。

星導ショウの迷言まとめ【にじさんじ / 公式切り抜き / VTuber 】

 時は遡って、星導の人柄がまだほとんど知られていないデビュー間もないころのこと。ある日唐突に月ノ・椎名・笹木咲から「ユニットやらん?」と連絡が届き、数年の時を経て実際にユニット活動へとつながっている。自主企画ユニットとして活動する現在のCellmates(セルメイツ)である。

 メンバーは、星導、月ノ、椎名、笹木の4人に、剣持刀也と葛葉を加えた6人。男性3人女性3人の6人ユニットとして、隔週金曜日の20時に動画を投稿している。女性3人がフレッシュさを求めて星導に声をかけたのだというが、2018年にデビューした“大先輩”の5人に7年後輩の星導が混ざるという、とんでもなくいびつななユニットになった。

 当の星導本人は、声をかけられたタイミングこそ「ドッキリかと思っていた」「これはヤバいメンバーだ」と思っていたそうだが、メンバーが決まり実際に活動することが決まった段階で「あ、これはもうやるしかないんだ」と覚悟を決めたことを語っている。

剣持 vs 星導ショウ

 大先輩5人と相対することとなった星導は、持ち前のマイペースっぷりをしっかりと発揮しており、狙っているのか狙っていないのか判別のつかない天然発言を連発し、葛葉を筆頭に先輩たちからツッコまれるというポジションで笑いを誘っている。

 こうした振る舞いは星導の個人配信でも見受けられるが、それをこの先輩5人の前でも変わらず表現できているのは、ベテランたちによる計らいの結果なのか、それとも星導のオーラが自然とその流れを生んでいるのか、果たしてどちらだろう。

 いずれにせよ、ユニット内でいちばんの若手である彼が、物怖じすることなく率先してフザけ、ボケていけるフィールドを得られたことは、今後の彼の活動に大きな影響を与えそうだ。

 Cellmatesの動画「星導ショウって誰?一人だけド後輩って本当?この触手は何?」のなかで、先輩5人が回答者となり、星導クイズに挑戦したことがある。司会役である星導はクイズ用に自身のプロフィールを制作しているのだが、これは「にじさんじ新人デビュー時に使用されるプロフィールフォーマットをパクった」ものだとはっきり口にする(使われたのは今宵、××と夢を見る。のプロフィール書式のようだ)。

 ほかにも先輩5人の回答に対して◯×で答えていくなかで、言動の節々にマイペースな彼のズボラさやいい加減さが見えてくる内容となっている。Cellmatesの他動画でも彼のこういった言動が見られるので、星導ショウのことをよく知らないというひとは同ユニットの動画から知っていくのも良いだろう。

 2018~19年ごろのにじさんじライバーたちが醸し出していた、いい意味でのラフな空気を、星導ショウもから感じることができるはず。もしかすると「Cellmatesの5人にピッタリと合いそうな新人」という意味でも、星導が一番の適役であったのではないかと思えるほどだ。

星導ショウって誰?一人だけド後輩って本当?この触手は何?
【ドッキリ】葛葉にだけ都合の悪いシックスボンバー

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