中国AI「Kimi K3」、発表直後の性能評価で世界3位 2.8兆パラメータを搭載

中国AI「Kimi K3」、性能評価で世界3位

 中国のAI企業Moonshot AIは7月16日、最新の大規模言語モデル(LLM)「Kimi K3」を発表した。チャットサービス「Kimi.com」のほか、デスクトップ向けの「Kimi Work」、コーディング支援の「Kimi Code」、APIで同日から利用できる。

 Kimi K3の総パラメータ数は2.8兆。長い文章や大量の資料を一度に扱える最大100万トークンの入力に対応し、テキストだけでなく画像も読み取れる。コーディングや資料作成、調査など、複数の工程を長時間続ける作業を主な用途としている。

 多数の専門領域に分かれた部分のうち、処理に必要な一部だけを動かす「MoE」と呼ばれる仕組みを採用した。Moonshot AIは、前世代のKimi K2より効率よく性能を高められたと説明している。

 第三者機関のArtificial Analysisは7月17日、Kimi K3の性能を同日時点で3位と評価した。Claude Opus 4.8やGPT-5.5に並ぶ水準とする一方、Claude Fable 5とGPT-5.6 Solには届かなかった。Moonshot AIも、総合性能ではこの2モデルに及ばないとしている。

 同社はKimi K3を「世界初のオープンな3兆パラメータ級モデル」と位置付ける。ただし、7月18日時点でモデルの重みはまだ公開されていない。全重みと詳しい技術報告書は7月27日までに公開する予定で、具体的なライセンス条件も今後の確認が必要だ。

 APIの料金は100万トークン当たり、通常の入力が3ドル、出力が15ドル。一度処理した内容を再利用できる場合の入力料金は0.30ドルとなる。

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