「資本主義は勝ち続けている」 ClaudeとCodexの“リセット合戦”にユーザー沸く

ClaudeとCodexの“リセット合戦”

 Anthropicは7月16日午後0時58分、Claudeの「5時間ごと」と「週単位」の利用制限を、全ユーザーを対象にリセットしたと発表した。

 その約15分後、OpenAIのTibo Sottiaux氏も、CodexとChatGPT Workの週間利用枠を再び100%に戻すと投稿。両サービスのアクティブユーザーが900万人に達したことを理由に挙げている。同氏はClaudeのリセットについて、「彼らのリセットボタンを盗んだ」と冗談めかして応じた。

 両社による“リセット合戦”は、今回が初めてではない。Anthropicは7月10日にも、Claudeの5時間・週間制限をリセット。OpenAIもGPT-5.6とChatGPT Workを投入した後、Plus、Business、Proプランの5時間制限を一時撤廃し、CodexとChatGPT Workの利用枠を繰り返し補充してきた。

 両社は一連の措置が競合への対抗策だとは説明していない。ただし、発表の時期が近接していることから、ユーザーの間では競争の結果と受け止められている。

 一連の動きを受け、AIメディア「Every」のCEOであるDan Shipper氏は「capitalism stays winning!(資本主義は勝ち続けている)」と反応した。競争によって、料金を変えずに利用可能量が増える状況を歓迎したものだ。

 AI競争の軸は、モデルの性能だけでなく、「定額料金でどこまで仕事を任せられるか」へ移りつつある。ただし、OpenAIの制限撤廃は一時的で、今回のリセットも恒久的な上限緩和ではない。消費者にとって重要なのは、リセットの回数ではなく、この競争が利用条件の持続的な改善につながるかどうかだ。

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