自分の声を「ずんだもん」に変換! 東大発AIスタートアップのボイスチェンジャー『Paravo』v3.0公開

CPUだけで低遅延AIボイスチェンジャー登場

 東大発AIスタートアップのParakeetは、リアルタイムAIボイスチェンジャー『Paravo』の最新版v3.0を公開した。

 Paravoは独自開発のAIにより、ノートPCを含むあらゆる環境において、CPUのみ・最短0.06秒の低遅延かつ高品質なボイスチェンジが可能なアプリケーションだ。v3.0では多言語対応が実現し、GUIも刷新された。

 RVCをはじめとする従来型のAIボイスチェンジャーでは、GPUのような高価な計算リソースと、自然な発話のために1秒以上の遅延設定が必要とされてきた。

 Paravoはこの課題を解決するため、CPU上での超低遅延なリアルタイム変換に特化して独自のAIモデルを設計している。ゲームや通話中でも“自分の声そのものが変わった”ように感じられる自然さで話せる点が特徴で、公開からすでに8万人以上のユーザーが利用しているという。

 変換できる声は、「ずんだもん」「つくよみちゃん」といった人気合成音声キャラクターや、人気VTuber「猫元パト」とのコラボプランを含む100名以上のプロ声優の声に及ぶ。搭載キャラクターから最大3名の声を選び比率を調整することで、自分だけの声を作れるブレンド機能も備える。

 基本機能として「ずんだもん」を含む5キャラクター14スタイルが無料で利用可能で、ボイスはキャラクター単位で購入できる。AIモデルは約2〜3ヶ月ごとに更新されるため、購入後も変換品質が向上し続ける仕組みだ。リリース当初と比べ、AIモデルの滑舌・キャラクターらしさ・ノイズを誤変換しにくい頑健さも大幅に進化しているとしている。

 Parakeetは、実演家と音声AI事業者の共存共栄を目指す一般社団法人 日本音声AI学習データ認証サービス機構(AILAS)に法人会員として加盟。AILASが掲げる「人と音声AIのフェアトレード」の理念のもと、Paravoは登録するすべての音声について声の権利者と契約を結び、利用に応じて売上を権利者へ還元している。

 今後はスマートフォン版を年内目標に公開予定。Paravoはすでにスマートフォン上でもPCと同等の変換性能を実現しており、より多くのシーンでリアルタイムに声を変えられるよう準備が進められている。あわせて、Paravoに搭載する声を法人・個人を問わず審査のうえ募集しており、提供された音声をもとにAIモデルを開発し、売上の一部を権利者へ還元するとしている。

■関連リンク
製品ページ:https://parakeet-inc.com/paravo

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