イーロン・マスク氏のSpaceX、AIコーディングツール「Cursor」を600億ドルで買収へ

 イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業のSpaceXが、AIプログラミングツール「Cursor」を手がける米Anysphere社を買収することで合意した。買収額は600億ドル(約9兆円)で、全額を株式で支払う形になる。SpaceXが公式Xで明らかにした。

 Cursorは、AIに指示を出すだけでプログラムのコードを書いたり修正したりできるツールだ。2022年に登場し、AIに任せてソフトを作る「バイブコーディング」と呼ばれる流行を生み出したとして、エンジニアの間で急速に広まっていた。

 SpaceXは投稿のなかで、買収の狙いを「世界で最も有用なAIモデルを構築すること」だと説明。さらに、ここ数ヶ月にわたってSpaceX側とCursorが共同で新しいAIモデルを開発してきたことを明かし、このモデルを近くCursorと同社のAIサービス「Grok Build」で公開する予定だとした。

 SpaceXは今年2月、マスク氏のAI企業で対話AI「Grok」を手がけるxAIと統合している。出遅れていたAI開発ツールの分野に、一気に足場を築く狙いがあるとみられる。

 買収は2026年第3四半期(7〜9月)に完了する見込みで、Cursorは完全子会社となる。ただし規制当局の承認が前提となる。

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