ライブ配信プラットフォームと世代を越えた7時間 鈴木りゅうじ主催「R-17 Music Project × ZUBA FES "LIVE ALIVE"」レポート

 5月23日、池袋西口公園野外劇場 グローバルリング シアターに熱気が満ちた。この日開催された「R-17 Music Project × ZUBA FES "LIVE ALIVE"」は、17LIVEのプロライバーとして活動する鈴木りゅうじ主催の「R-17 Music Project」と、ライバーたちの夢と未来を後押しする「ZUBA Fes.」が手を組んだコラボ企画だ。本記事では同イベントのハイライトとなったパフォーマンス部分をレポートする。

 「音楽/モデルを中心としたコミュニティフェス」をテーマに掲げ、イベントタイトルに刻まれた"LIVE ALIVE"という言葉には、「ライブ配信は生きている、生き残る。」という力強い宣言が込められている。池袋駅にほど近い会場には野外ステージに加えて花道も設営され、多数のライバーが集結。総公演時間7時間超という大規模フェスとなった。

 会場が盛り上がりを見せるなか、目を引いたのは「17LIVEオーディション通過者ライブ」。石川智規&ぼしぃが届けた「キミシダイ列車」を皮切りに、ダンスチームによる「アドベンチャー」、もかたこwithダンサーズの「気まぐれロマンティック」と、フェスの高揚感をそのまま体現するナンバーが立て続けに披露された。「波乗りジョニー」では、いずみん&ぅらたんwithのなpianoを中心に、出演者たちがダンサーとしてステージを彩り、世代を問わず楽しめるセットリストが会場全体を夏フェスさながらの一体感へと引き込んだ。

 このイベントの“核”のひとつが、出演アーティストと主催・鈴木りゅうじによる濃密なコラボレーションだ。WARSANのステージでは背中を押すポジティブチューン「一歩前」にドラマーとして参加し、AYUKAのキャッチーなダンスナンバー「モノノ怪BEAT」では鈴木率いる大勢のアーティストがダンサーとして舞台を埋め尽くした。圧ねぇのステージでは「米俵の歌」でボーカルとしてコミカルな盛り上がりを演出しつつ、「Determination」では華麗なドラムソロで会場を沸かせた。TikTokやPocochaなど異なるプラットフォームで支持を集めるアーティストたちとプラットフォームや世代の壁を越えてコラボレーションを重ねた鈴木の姿勢には、配信・音楽業界全体をともに底上げしようとする意志が滲んでいた。

 7時間超の長丁場を締めくくる大トリは、当然ながら主催・鈴木りゅうじ自身。「待っていかないで」や「バラバラ」で会場の感情を揺さぶったのち、ラストナンバー「ReadyLady」では出演者全員がステージに集結し、フェスのフィナーレにふさわしい多幸感を広げた。普段はそれぞれお気に入りのライバーの配信を追うだけになりがちなリスナーも、リアルの場でライバー同士が交わることで、相乗効果で双方の魅力を発見するという化学反応が、会場のあちこちで生まれていた。AYUKAのTシャツを着たファンがWARSANのステージ前に集まり全力で楽しむ光景は、その象徴だったと言えるだろう。ライブ配信を軸としながら、オフラインのフィールドでも存在感を広げていくライバーたちの可能性を、7時間かけてまざまざと見せつけられた一夜だった。

17LIVE『漢祭り』に感じた“馬鹿馬鹿しい漢臭さ” レイザーラモンHGも登場の一夜をレポート

17LIVEが主催する男性限定のリアルイベント『漢祭り 2026』が2026年4月13日、CLUB CITTA'にて開催された。…

関連記事