「5回全部まとめて1億点満点ほしい」高3女子が涙ーーそれぞれが出した答えとは? 『今日好き 卒業編2026』最終話

2月16日よりABEMAにて放送された恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。卒業編2026』(以下:今日好き)。現役高校生たちが3泊4日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。
以下より、3月23日に公開された最終話(20分拡大スペシャル)から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。
はるの“赤い花”、さわの“Tシャツ”、りあの“約束券”……想いが伝わるプレゼントの数々
筆者の記憶が正しければ、こんな『今日好き』は実に2年半ぶりである。「新高校2年生になります、瀬川陽菜乃です。私はなぜ“今日好き”に出たいかというと……」と、番組への応募動画から始まった今回のオンエア。かつて、まう(小國舞羽)が意中の相手にフライング告白をしたとき、この形式で22時の“リアタイ”を迎えたのをよく覚えている。
さらに、BGMも効果音もなしに、3日目の特別な夜デートへと進んでいく様子は、さながら“ラスボス戦”のような緊張感。その後、4日目が始まると、全員がすでに制服姿の状態で、一列になって波打ち際に走っていくーー回想ムードというか、夢の記憶のように思えるというか。今回はやはり普段の『今日好き』とは異なる、“すべてが終わった後”のようなエピローグ感を抱かせるオンエアだった。
先に話しておくと、さすがは『卒業編』。語りどころが多すぎて、すべてに触れることはできない。前回の5話で、はる(谷本晴)が“花くじ”で赤い花を引き当てながらも、あくまでフェアプレーの精神で、手にした当たりを意中の相手=おとは(白石乙華)に譲ったり。

今回でいえば、洋服のリメイクが好きだというけいすけ(中村圭佑)のために、さわ(紗和)がお絵描き用のTシャツをペアで用意してきたり(最後には、彼の方の袖口に小さく「スキ♡」と落書きしていたのが愛しすぎる)。あるいは、りあ(米澤りあ)がはると(今井暖大)との約束を「なんでも言うこと聞く券」として手作りのチケットに落とし込み、その裏に「幸せになってね」と記したり。りあ自身、「一緒に幸せになりたいという気持ちもすごくあります」と補足も入れつつも、やはり相手の幸せを最大限に願うあたり、本当によき人柄が滲み出ている。
はる、おとはに“フライング告白” 視聴者が望むも待ち受けるは“卒業”の2文字
こうした優しさの連鎖を生み始めた張本人こそ、ここから紹介するはるにほかならない。告白を前にした“最後のアピールタイム”では、キャッチボールならぬキャッチフリスビーをしながら、おとはの好きなところ、あるいは旅の思い出を伝えることに。その最後、彼が「加工」を施したフリスビーの裏側をおとはがめくってみると、「今から“告白”します!」のメッセージが。
「学年は違うけど、一緒に『今日好き』の旅を卒業してほしいと思ってました。好きです、付き合ってください!」。だが、優しさこそ伝わったものの、想いは届かず。フライング告白の末に、カップル不成立となった。

おとはは前日、件の“赤い花”で気になっていたけいすけとナイトクルージングデートを楽しむも、その最後に実質的にフラれてしまっていた。彼に対する想いはきっぱりと拭い去ったというが、一方で“長続きをしたい”からこそ、中途半端な気持ちのまま、はるの告白に応えることはできなかったという(この“長続きしたい”という言葉、近年の『今日好き』では本当によく耳にする)。
一方のはる。大丈夫、お前のよさはもう伝わりきっている。次の旅ではほぼ確実に、“追う側”から“追われる側”になる。絶対にリベンジしようーーと思っていたところで「卒業のときにこんなこと言いたくないですよ、“恋、難しい”なんて」と、その言葉で現実を突きつけられる。そうだ、もう卒業したら、旅には参加できないのだ。はるは本当に最後までカッコよかった。ダサいことはしない。そんな一言を体現する男子だったと、寂しくも強く思っている。
ときゆあに託されたカップル成立の希望 最高のダチ同士はどんな答えを見つけるのか?
“前日にフラれた”つながりでいうと、同じく3日目の夜デートに繰り出していた、りょうすけ(曽根凌輔)×ひなの(瀬川陽菜乃)。りょうすけはここで自身ではなく、けいすけに向けてアピールを強めていきたいと、彼女からそれとなくサインを送られていた。それもあり、最終日はあやな(葛西杏也菜)に再び得意のマジックでアタック。だが、こちらも不安を払拭することができず、告白には行けないとの宣告が。ともに最後の時間を待たずして、旅を終えることとなった。

それでは、“ときゆあ”は? 今回の旅で、最も安定感のある新規組ペア。最後のアピールタイムでは、とき(中村駿希)が地元・広島より、宮島のミニしゃもじお守りをプレゼント。持参してきた3種類それぞれ、表面に「アンタが最高」「何とかなります」「美脚」と刻まれていたわけだが、やはり独特なセンスを感じさせてくれる。ゆあ(小林ゆあ)が選んだのは、もちろん「美脚」。メロ先輩と、ギャル後輩。おもしれー男と、おもしれー女。2人して、本当にひと癖あるメンバー同士だ。
この直前には、ときの「ゆあちゃんと話してるときがいちばんラフに話せて、楽しかったっス」の言葉に、ゆあが「マジそれな」と即答。“わかってるやん”という得意げな表情が、言葉以上の雄弁さを備えていた。だが、しかしながらだ。先ほどのしゃもじタイムを挟んだ後、ときから最終的な気持ちを確認されると、これまでの思い出を振り返り、「“それは”、本当に心の底から楽しかった」という。

「だけど……気持ちは固まってるんだけど、告白までは、いかなかった」。この選択の理由は、“友達感”の強さがゆえ、だったとのこと。先ほど同様、ゆあときは言葉以上に雄弁な表情を持つ者同士なのだろう。ときはゆあの一言目に“むむっ?”と眉をひそめていたし、二言目のときは“それが……ええんちゃうか?”と言いたげで仕方がなかった(というより、もう顔にそのまま書いてあったとすら思う)。
大丈夫、ときには次の旅があるーーと思っていたところで、はるに続き、彼も高校3年生のため、今回の旅で『今日好き』を卒業。命短し、恋せよ男子とでも言いたくなるほど、気遣いができて面白い男子ほど、我々と共有してくれる時間は、ほんの一瞬な世の中。ゆあとの別れ際、「いっぱいいろんなことを考えて、経験して、幸せになってほしい」と、最後の言葉を贈ったとき。こんな場面で、“経験”なんて言葉は出そうと思ってもなかなか出ない。やはり、彼はゆあの“年上”で、最高の“ダチ”だったと思えて仕方がない。























