NTTとTBSが打ち出す“次世代エデュテインメント”が始動 自分で決める力を育む「e6 project」とは?

 NTT株式会社(以下、NTT)とTBSホールディングス(以下、TBS)は、生成AIの普及が進む社会において、子どもたちが「自分で決める力」を育む次世代エデュテインメント (※1) を創出する共同プロジェクト「e6 project(イーシックス・プロジェクト)」を始動する。

(※1) エデュテインメントとは教育(Education)と娯楽(Entertainment)を融合させた「楽しみながら学ぶ」アプローチ。

 本プロジェクトでは、子どもたちが自分で判断し、決める力の根源である「感情(Emotion)」を、自分らしい選択をするための「羅針盤」と捉え、心を揺さぶる「物語」と「体験」を起点にすべてのコンテンツを設計。完全オリジナルIPの開発と、その世界観をリアルに体験できる常設拠点の事業化を両輪として推進し、子どもたちがAIと共に悩み、表現し、自分で未来を選び取る「原体験」を創出するという。

「e6 project」の体験設計:6つのE×3つの体験サイクル

 「e6 project」は、Education / Entertainment / Experience / Emotion / Evolution / Epiphany の6つの要素(E)を核に、体験を「没入」「判断」「覚醒」の3つのサイクルとして設計。これらを循環させることで、子どもたちは遊びながら自然と自分の意思を立ち上げ、テクノロジーと共存しながら自らをアップデートしていく。

・【没入】Entertainment(エンタメ)× Education(教育)
「勉強」ではなく「遊び」として熱中する中で、先端技術や新しい知識への興味・関心を自然に引き出す。
・【判断】Experience(体験)× Emotion(感情)
デジタルとリアルが融合した特別な体験(Experience)を通じ、自らの心がどう動いたか(好き・嫌い・感動)を自覚する。その「感情(Emotion)」こそが、AIの提案を選び取る「判断の羅針盤」となる。
・【覚醒】Evolution(進化)×Epiphany(ひらめき)
AIバディとの化学反応により、一人では到達できない「ひらめき(Epiphany)」と出会い、テクノロジーを自らの力として取り込むことで、子どもたち自身の能力が「進化(Evolution)」する瞬間を生み出す。

両社の強みを融合した「共創」の仕組み

 e6 projectは、NTTとTBSの両社が持つアセットを掛け合わせることで、子どもたちの「探究」と「決断」を支える体験を創出。

・NTT:先端テクノロジー × IOWN / LLM
 次世代情報通信基盤「IOWN」 (※2) 、NTT版LLM「tsuzumi2」をはじめとする先端技術を統合し、「遊びのインフラ」として体験に実装。子どもたちの行動や感情の変化に合わせて、演出や難易度、物語の展開がリアルタイムに反応・進化する「体験基盤」を提供する。
(※2) IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)とは、あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、光を中心とした革新的技術を活用し、高速大容量通信ならびに膨大な計算リソースなどを提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想。詳細はこちら。 https://group.ntt/jp/group/iown/

・TBS:ストーリーテリング × 探究学習
 これからの時代に重要となる「探究学習」を推進するため、エデュテインメント専任部署「エデュテインメント事業センター」を新設。本プロジェクトはその一つの柱として、子どもたちが自ら問いを立て、夢中で没頭できる「世界観」を構築する。

具体的な取り組み:オリジナルIPと体験拠点の相互進化

1.オリジナルIP「感情騎士 - エモーショナル・ナイト -」の開発
 第一弾IPとして、冒険ファンタジー「感情騎士 - エモーショナル・ナイト -」を開発。「見えない感情」を探す冒険を通じて、子どもたちが自らの価値観に気づくストーリーを展開していく。また、本プロジェクトから生まれるキャラクターやストーリーを、アニメ・ゲーム・グッズなど多角的にメディアミックス展開し、リアル体験へと拡張させる。

2.体験拠点「AIテーマパーク(仮称)」の設立
 オリジナルIPの世界観をリアルに体験できる拠点として、「AIテーマパーク(仮称)」の設立に向けた事業検証を推進。「AIテーマパーク(仮称)」では先端技術を活用し、子どもたち一人ひとりに合わせてストーリーや環境が変化する、パーソナライズされた体験を提供。子どもたちが物語の世界に入り込み、AIと共に試行錯誤しながら、「自分で決める力」や創造性を育む拠点として構築していく。

※各展開は、検討状況等により変更となる可能性あり

 なお、第一弾となる体験コンテンツの詳細、体験方法等の追加情報は、2月下旬頃にあらためて発表予定とのこと。

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