芸術系YouTuberによる“ガチの工作”に反響 藝大生が紙だけで作り上げた“缶を置くための形”がスゴい
東京藝術大学卒業生らによるクリエイター集団「アートゥーン!」が1月13日、 「【数年に一度】藝大入試のレア課題『紙立体』に挑戦!」と題した動画を公開。紙を使った“ガチの工作”がすごいと話題だ。
「アートゥーン!」は、東京藝術大学の卒業生・大学院生らによるアート系YouTuberグループ。「芸術をもっと身近に」をコンセプトに、音楽や美術をベースとしたエンタメコンテンツを発信しており、チャンネル登録者数は15.8万人を数える。
今回の動画で取り上げられた「紙立体」は、「デザインや建築分野の入試で取り扱われることのある、紙を用いて立体作品を作る課題」とのこと。今回はテーブルの上にずらりと並べられた缶ジュースを選び、その缶を「置くための形」を紙で作れ、という内容だ。挑戦するメンバーは東京藝大大学院美術研究科デザイン専攻の小松崎、同じくデザイン専攻の林、東京藝大美術学部建築科卒の八木。立体作品の課題には紙のほかに粘土のパターンがあり、3人のリアクションを見ると紙のほうがあまり歓迎されていないようだ。そんななか、小松崎はドクターペッパー、林はモンスターエナジー、八木はポカリスウェットを選び、さっそく設計のスケッチから始めることに。
「缶を置くための形」と言われても、言葉だけでは抽象的すぎてわかりづらいところで、実際に動画を見てもらうのが早そうだが、要は缶ジュースからインスピレーションを受けた紙の工作だ。ただし、作るのは藝大入試の難関を突破し、日々アートに生きるクリエイターたち。一般人の想像を超えた作品を完成させている。
小松崎の作品は、ドクターペッパーのロゴをイメージして、勢いのある楕円の中心に缶が浮いているように見えるスタイリッシュなもの。八木は「躍動感と奥行き感がスゴい」と舌を巻き、林は「空間の使い方がいい」と評価した。林の作品は、モンスターエナジーのロゴにある3本の線をイメージしつつ、缶がロケットとして打ち上がっているようにも見えるダイナミックなもの。エナジードリンクだけにパワーを感じる仕上がりで、T字構造を使って自立させているのもポイントだ。唯一建築科出身で、深夜まで作業を続けていた八木は、円形の構造物の中心にポカリスウェットの缶が収められた作品を提出。その大きさに目が行くが、実は缶を引き抜くとグラグラと倒れ、缶の重みがあって初めて自立するという設計になっている。林は「こういう建物があったらカッコいい」と語っていた。
本動画に対し、コメント欄には「デザイン科の人は缶から広げたデザインで、建築家は缶も含めて素材なのすごい」「藝大入るためにはこんなのもサラっと出来なきゃいけないのか、末恐ろしい・・・」など、作品に圧倒された視聴者の声が多数。紙で作る工作、という身近にも感じる課題を通じて、藝大生ならではのセンスと技術を垣間見たい人は、ぜひ動画をチェックしてみよう。