SHAKAや渋谷ハルもさっそくプレイ 脱出シューター『Escape from Tarkov』8年越しの本リリースで人気再燃
ハードコアFPSとして確固たる地位を築いてきた『Escape from Tarkov』が、再び大きな盛り上がりを見せている。8年間の早期アクセス期間を経て2025年11月15日に正式リリースされた本作は、Twitch平均視聴者数が大幅に増加し多数のストリーマーが配信。SHAKAやsasatikk、渋谷ハルや猫麦とろろなど人気ストリーマー・VTuberたちがこぞってプレイしており、再び注目タイトルとして話題になっている。
『Escape from Tarkov』は、ロシアの開発スタジオ「Battlestate Games」が制作するPC向けの脱出シューター。プレイヤーは民間軍事会社の一員として戦闘エリアに投入され、他プレイヤーやNPCと戦いながらアイテムを回収し、生きて脱出することを目指す。レイド中に死亡すると装備をすべて失うという厳しいリスク設計や銃器の細かなカスタマイズ、出血や骨折などを反映するリアル志向のダメージシステムが特徴だ。こうした緊張感あふれる要素が、多くのプレイヤーを魅了し続けている。
ストリーマーが本作を積極的に配信する理由も明確だ。まず、ハイリスク・ハイリターンのゲーム性が生むドラマが、視聴者に強烈な緊張感と興奮を提供する。わずかな判断ミスで高額装備を失う一方、勝利すれば一気に資産を増やせるため、プレイの一瞬一瞬が見どころになるのだ。また、銃の構成や立ち回りに高度な知識と技術が求められるため、上級プレイヤーのプレイングは単純に見応えがある。
『Escape from Tarkov』のコミュニティの活性化は今後も続くと見られる。新規プレイヤーの参入はもちろん、定期的なワイプが配信シーンに新たな波を生み出し続けるだろう。これからの盛り上がりはもちろん、他タイトルとの競合についても注目していきたい。たとえば、2025年10月16日には『Escape from Tarkov』をオマージュした『エスケープ フロム ダッコフ』が発売され、一週間で100万本の販売本数を突破。2025年10月30日には、脱出シューター最新作の『ARC Raiders』がリリースされており、すでに世界累計販売本数が400万本を突破している。
特に『ARC Raiders』はカジュアルなゲーム性や美麗なグラフィックなどが高く評価されており、Twitchでの最大同時視聴者数が約37万人に到達するなど、目覚ましい成長を遂げている。有力な脱出シューターが増えて群雄割拠の様相を呈しているなか、これまでの歴史を作ってきた『Escape from Tarkov』の今後の展開から目が離せない。