五十嵐亮太は46歳で140キロの速球を投げられるのか? 往年のファン垂涎の“熱投”動画に注目

 日本球界で歴代トップクラスの剛腕投手で、現在はプロ野球解説者として活躍している五十嵐亮太が11月3日、自身のYouTuberチャンネルを更新。現役引退から5年、46歳になった今も140キロ(km/h)のストレートは投げられるのか、ガチンコの投げ込みを行なって検証した。

 五十嵐といえばヤクルトスワローズ時代、当時日本人最速の158キロを記録した速球王だ。スリークォーターの躍動感あふれる投球フォームがカッコよく、“勝ち運”にも優れていたことで多くの野球ファンに愛された。米メジャーリーグも経験しており、解説者としてもユーモアのあるトークが評判だ。

 五十嵐は9月23日に行われたイースタンリーグ・ヤクルト対巨人の一戦で始球式を務めており、138キロの速球を投げていた。本当は山なりのゆるいボールで投げたかったという五十嵐だが、この快投が大きなニュースになったことで、100球の投げ込みに本気で取り組んで140キロを目指してみよう、というのが今回の動画の趣旨だ。

 現役引退から5年が経つとはいえ、五十嵐の速球を受け続けることができるキャッチャーはそうそういない。そこで、SNSを通じて募集をかけたところ、野球系のトップYouTuber「トクサンTV」のライパチ氏が参戦することに。YouTube活動に力を入れている五十嵐は大物の登場に恐縮しつつ、肩を作っていく。

 詳しくは実際に動画をチェックしてもらいたいところだが、五十嵐の投球やウォームアップに対する考え方や、プロ野球OBとしてのプライドが感じられるのがファンにとってはうれしい。じわじわと熱を帯びていく投球と、それに応じて伸びていく球速に思わず手を握ってしまう動画になっている。

 結果として140キロのストレートが投げられたかどうか、ここではネタバレを避けておくが、「9月に138キロが出たのなら楽勝だろう」と思うなら大間違い。元プロ選手でも、事前のしっかりとしたトレーニングなしに、いわばぶっつけ本番の投げ込みで簡単に球速が伸びるような甘いものではないことがわかる(その裏返しとして、“60歳で140km/h”の伝説を持つ村田兆治や、野球素人で131km/hの始球式を披露した室伏広治の凄まじさも伝わってくる)。いずれにしても、「五十嵐亮太」の熱投が見たい往年の野球ファンにとっては垂涎の動画になっているので、ぜひその挑戦を目撃してほしい。

【ガチ投げ込み】引退から5年。46歳で140km/hの速球を投げるため現役ぶりの投げ込み練習。Xで募集したお助け捕手にはあのゲストが・・・笑

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