Spotify Premiumがロスレス音質に対応 ほぼすべての楽曲がより細部まで鮮明に楽しめるように
Spotifyは、「Spotify Premium」に加入しているユーザーに向けてロスレス音質が利用できるサービスを提供することを発表した。
今回のロスレス設定では、これまでより優れた音質でほぼすべての楽曲を聞くことができ、最大24-bit/44.1kHzのFLAC形式でストリーミングできる。従来の音質設定に加えて新たにロスレスが選択できる形で追加され、Wi-Fi、モバイル通信、ダウンロードといった状況に合わせて音質をカスタマイズすることも可能だ。
ロスレス音質は、プロフィールアイコンをタップし、設定、ロスレスを有効にしたい環境を選ぶことで再生できるようになる。設定が有効になっているか確かめたい場合は、再生ビューや再生バーにあるロスレスのマークを見るとわかる。ロスレスの設定はデバイスごとに手動で設定する必要があるため、都度確認するようにしよう。
なお、ロスレス環境の音楽を楽しむためには、Wi-Fi環境で、有線のヘッドホンやスピーカー、または「Spotify Connect」のような非Bluetooth接続での再生を推奨している。Bluetoothは帯域幅の制約によりロスレス音質をそのまま伝送できず、圧縮が必要になる点は留意したい。ファイルサイズが大きくなる都合上、再生開始まで時間が掛かることもあるが、キャッシュを行えば解決するので、こちらも活用したい。
対応端末はモバイル、デスクトップ、タブレットをはじめ、その他多くの「Spotify Connect」対応デバイスも含む。Sonosへの対応も近日中に開始予定だ。
■Spotify サブスクリプション事業統括のグスタフ・ギレンハマーコメント
「ついにロスレスサウンドをPremiumユーザーの皆さまにお届けできることをとても嬉しく思います。私たちは、品質・使いやすさ・わかりやすさを重視し、安心して利用いただけるよう時間をかけて開発してきました。ロスレスによって、Premiumユーザーの皆さまはさらに優れたリスニング体験をお楽しみいただけます」