渋谷慶一郎のアンドロイド・オペラ『MIRROR』がサントリーホールで開催 最新人型ロボット「アンドロイドマリア」の演奏も

 音楽家の渋谷慶一郎が代表を務めるアタック・トーキョーは、11月5日にサントリーホールでアンドロイド・オペラ「『MIRROR』-Deconstruction and Rebirth -解体と再生-」を開催すると発表した。チケットは9月11日よりチケットぴあで販売される。

 アンドロイド・オペラ『MIRROR』は、渋谷慶一郎が作曲・プロデュースを手がけるオペラ作品だ。AIを搭載したアンドロイドが歌い、リアルタイムの会話、オーケストラや電子音、仏教音楽の声明が融合する。

 今回ステージに立つのは、6月にPRADA MODE OSAKAで初披露された「アンドロイドマリア」だ。渋谷がかつて喪った最愛の妻・マリアをモデルにしたアンドロイドであり、「死はひとつではない」という『THE END』以降の渋谷の一貫したテーマを具現化することも意図している。


 AIによるコンセプトデザインと会話プログラムには、アーティストの岸裕真、アンドロイドプログラミングを担当するコンピュータ音楽家の今井慎太郎、東京大学教授の池上高志などのエンジニアが参加している。

 今回のサントリーホールでの上演にあたって、音響はエンジニア/アーティストのZAKが担当し、ステージのみならずホール全体を使った設計が行われる。映像演出を担当するのは大阪・関西万博フランス館のアーティスティックディレクターを務めたビジュアルアーティストのジュスティーヌ・エマールで、ステージ上部に設置された大型スクリーンで楽しむことができる。

 今回の公演にあたって、生成AIによるアニメーションを交えたティザー動画も公開された。

渋谷慶一郎 アンドロイド・オペラ MIRROR サントリーホール公演(2025年11月5日)

■公演概要
日時:11月5日 開場 18:00 /開演 19:00
会場:サントリーホール 大ホール(東京都港区赤坂 1-13-1)
プレイガイド:チケットぴあ(http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2533066)
SS席20,000円、S席12,000円、A席8,000円、B席5,000円、C席3,000円(全席指定・全て税込)

〈出演者・参加アーティスト〉
コンセプト、作曲、ピアノ、エレクトロニクス:渋谷慶一郎
ヴォーカル:アンドロイドマリア
高野山声明(藤原栄善、山本泰弘、柏原大弘、谷朋信)
ANDROID OPERA TOKYO ORCHESTRA(コンサートマスター:成田達輝)
アンドロイドプログラミング:今井慎太郎
映像:ジュスティーヌ・エマール(Justine Emard)
AIプログラミング:岸裕真
AIプログラミングアドバイザー:池上高志
音響:ZAK
アンドロイド開発
制御システム:松村礼央
機構設計:島谷直志
フェイス製作:右田淳

主催:メルコグループ
制作:ATAK

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