ギャラ飲みに殺人事件後の事故物件……アウトローな実体験を芸人が披露する新番組『ドーピングトーキング』1話
世はお笑いブーム。コント、漫才、漫談、歌ネタ……彼らの“笑わせ方”はそれぞれだが、そのどれにも通じるものがある。それが“言葉”だ。
ABEMAで8月30日夜10時より放送を開始する、オリジナル番組『ドーピングトーキング』は、そんな言葉で笑わせることに重きを置いた番組。「日常では絶対に行くことがない場所」や「絶対に交わらない人」のもとへ向かい、刺激的でスリリングな体験をしてきた芸人たち総勢40人超が、ユーモアを交えつつ珠玉のエピソードトークを披露するトークバラエティ番組だ。
なお、本番組で披露するエピソードトークは、“『ドーピングトーキング』のためだけ”に用意した、初卸しのトーク。そのエピソード1の模様を詳しくレビューしよう。
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この記念すべき新番組でトップバッターを務めたのは紅しょうがの稲田美紀。彼女は、港区のギャラ飲み事情の大元に会ってきたのだという。ここで「女の子を紹介してほしい」などと言う芸能人の名前なども包み隠さず告白。さらに、中国人のギャラ飲み利用者が増えているとの理由から、今中国語を勉強している人は「ギャラ飲みしています」とボケ。すると、平成ノブシコブシの吉村崇が「うちの妻、めっちゃ勉強してる……」と弱気に呟く姿が印象的だった。
次に語ったのは、殺人事件が起きた事故物件で1週間生活をしてきたというチャンス大城。かなり生々しい血痕なども残っており、謎の黒いシミなどもあったという物件で暮らしたのだという。それゆえ、もちろんラップ音なども鳴ったのだそうだが、睡眠中の無呼吸を改善するシーバップを付けて寝たところ全くもってラップ音が聞こえなくなったのだそう。それゆえ、チャンスは「シーバップ、事故物件に向いている!」と独特すぎる視点で笑いをとった。
マユリカ中谷は5年前まで会社員だったものの、この5年の間に総資産60億円となった成金無職の方に会いにいき、真空ジェシカのガクは日本の都市伝説になっている売春島があったとされている場所へ。格闘技好きな谷拓哉は対人恐怖症で山籠り生活をしているというチェ・ホンマンの今を探ったり、ケンドーコバヤシはジャップカサイというマッサージについて解説する。
実際に体験したことに笑いのエッセンスを交えていくのは流石だなと感じさせられた今回の放送回。また、話題そのものも、アウトローかつ、少し人間の覗き見精神を煽るようなところも多い印象。都市伝説好きにはたまらない展開として、これからも進んでいくのではないかと期待させられた1話だった。
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