”漢たちの熱狂”はなぜ生まれるのか 現地の熱や関係者の証言から紐解く17LIVE『漢祭り 2025』の魅力
なお本年の『漢祭り』は一般のリスナーも17LIVEに登録をしていれば無料で観覧が可能となった。これは『漢祭り』としては初めての試みだ。特典として先着200名限定で「漢祭り2025オリジナルスティックバルーン」が配布され、昨年のイベントと比べても会場のリアルな熱気がライバーのパフォーマンスへとつながっていたように思える。
リアルサウンドでは終演後、観覧していた4人の女性グループにイベントの感想を聞いてみた。一般エリアから楽しんでいた3人は、こうして実際にリアルイベントを観ることは初めてだと明かし、「みんなと盛り上がれるのは楽しかったです!」と嬉しそうに話してくれた。
4人が共通で応援しているライバーは今回のイベントで4位に輝いた「CUTMAN」。イベントの「口上バトル」でも本人が話していたように、『漢祭り』の参戦は7回目で、つまりは皆勤賞。『漢祭り』の象徴とも言えるライバーだ。来場者専用席からステージを見守っていたリスナーは「CUTMAN」の魅力は「真面目で芯がブレない」ところだという。「エンタメライバーなので面白くて、ふざけることが多いですけど、自分で決めた芯は絶対に守る。ファンへの配慮が感じられるので、応援したいと思えるようなライバーです」と教えてくれた。
「CUTMAN」は、17LIVEと2025年4月にプロライバー契約を締結。ライバーと17LIVEが主体となった企画【イチナナチャレンジ】において、『ライバー100人ウルトラ合唱祭!』や、第2弾の『ずっと青春!パラパラ一緒に踊ろうよ!』の企画委員として精力的に活動するなど、誰もが参加できるリアルイベントの実施を考えているライバーのひとりだ。
今回の『漢祭り』では1位の「BALENCIAGAさん」をはじめ、多くの男性ライバーにスポットが当たったが、「普段はあんまり男性ライバーさんって目立つことがなくて」と、あるリスナーは話す。先ほど話題に上がった「CUTMAN」は、新人の男性ライバーの配信に遊びに行き、フックアップするような面倒見のいい一面もあるのだという。「そうやってどんどん新人さんを盛り上げて、17LIVE全体が底上げできるように動いていったら、嬉しいなと思います」とリスナーは「CUTMAN」に期待する思いを話してくれた。
こうして実際に参加者の声を聞くことで、ライバーとリスナーの関係性が見えてくる。そして、17LIVEを盛り上げようとするライバーの思いもより強く感じることができた。