津田健次郎が語るYouTubeチャンネル「低音火傷」の魅力 “推しの声”と過ごすことの面白さ
“推し”の声がナビをしてくれる。そんな新しい体験を届けるYahoo!カーナビによる「推しドラ」の第5弾として、YouTubeチャンネル「低音火傷」とのコラボレーションが実現した。
何気ないドライブの時間に、親しみのある声がふいに話しかけてくる。シンプルだけれど心に残るその体験は、ファンの間で大きな反響を呼んでいる。
「低音火傷」は、低音1号・2号・3号の低音ボイスが織りなすユニークなやりとりと、どこか脱力感のある“わちゃわちゃ感”が魅力のチャンネルだ。その独特なテンポと間合いには、耳を傾けているうちに自然と引き込まれていく心地よさがある。「推しドラ」の第5弾では、その声の世界観が、ナビゲーションというかたちで日常へと広がりを見せた。
今回のインタビューには、「低音火傷」の熱心なファンだと語る声優・俳優の津田健次郎が登場。ファンとして見てきたチャンネルの歩みや印象的なエピソード、そして推しの声と日常をともに過ごすことの面白さについて、自身の視点を交えながら語ってくれた。
チャンネルの大ファン・津田健次郎が振り返る「低音火傷」の歴史
ーーYouTubeチャンネル「低音火傷」も開設から約1年。ファンとして、ここまでの歩みをどのように見てこられましたか?
津田健次郎(以下、津田):最初は、ちょっと見切り発車っぽいというか(笑)。1本動画が上がったあと、しばらく間が空いた時期もありましたけど、最近ようやく本格的に動き出した印象です。でもやっぱり、1号・2号・3号の3匹が楽しそうにやっている姿を見られるのが1番嬉しいです。
3匹それぞれに違う個性と声質があって、バラバラなようで絶妙なバランスで成り立っている掛け合いは、このチームだからこそ生まれるんじゃないかと。観ているこっちまで楽しくなる空気感が一貫して続いているのが、「低音火傷」らしさだと思っています。
ーー動画のなかで、とくに印象に残っている回はありますか?
津田:「ハモリ」回です。これはやっぱり原点というか、最初の動画でもあり「低音火傷」の象徴的な回ですよね。あとは、「スタバのカスタマイズがしてみたい」も好きです。「ましましって言いたいだけじゃん!」っていうツッコミどころも含めて、くだらなさのなかにある妙なリアルさがツボです。
ーーユニークな回でいえば、動物の映像への即興アフレコ回もすごかったですね。普段さまざまな声のお仕事をされている津田さんから見て、アフレコ回はいかがでしたか?
津田:いやあ、あの回は1号・2号・3号、本当に頑張ってましたよね。映像を事前に見ず、初見でテンポよく声を当てるって、すごく難しいんです。自分も普段から声の仕事をしていますが、「あのスピード感でやるのは本当に技術がいるな」と。3匹とも自然にこなしていて、感心しました(笑)。
ーー4月に原宿で開催された、WEGOでの「低音火傷」コラボ記念イベントにも行かれたとか。
津田:行きました。低音1号が登場したんですが、思ってたよりずっと大きくて、身長2メートルあるんじゃないかっていう迫力で(笑)。パンチ力、すごかったです。「低音火傷」がグッズになったり、コラボ展開が進んでいくのを見ると、初期ファンとしてはインディーズ感もありつつ、しっかり広がっていってる感じがして嬉しくなります。
ーーX(旧Twitter)に投稿されていた、低音1号の痛バッグを持った津田さんのお写真が印象的でした(笑)。
津田:はい。1号に会えるということで、痛バッグも気合い入れてぎっしり缶バッジを詰めて行きました(笑)。
ーー最近は御伽噺シリーズなど、シリーズものの動画も増えていますが、どんな展開を期待されていますか?
津田:御伽噺話シリーズや、けいお……じゃなくて、ていおん! みたいに(笑)、ゆるさもありつつ凝った構成のコンテンツが増えてきた印象がありますよね。
個人的には、もっと日常に寄り添う方向に進んでくれると嬉しいです。なので睡眠導入系の羊を数えるような動画はすごくいいなと思っています。3匹の声が、日々の生活のなかで自然と流れている。そんなコンテンツが増えるとと、「推しと一緒に暮らしている」ような感覚がより一層味わえるんじゃないかと思います。