物足りないゲーム環境をレベルアップさせるには?→『Razer Axon』で今すぐ壁紙とライティングを見直そう
理想のゲーミング環境を整えるというのは、楽しいものだ。大型タイトルの発売や来たる新生活に向けて、狙っていたデバイスを手に入れてホクホク顔の方もいるだろう。なんなら、デスクトップ環境をまるっと入れ替えた、なんて人もいるかもしれない。デスク上のデバイスを黒や白で統一して、観葉植物を植えてみたり、お気に入りのキャラクターのグッズを添えてみたり、LEDを良い感じに光らせてみたり……とやっていると、今度はゴチャッとしてしまって慌ててモノを減らしてみたり。
つまるところ、理想の環境というものを追い求めればキリがなく、Xの「#デスクレシピ」のような良い感じの雰囲気にするのは存外難しい。そもそも、LEDが内蔵されたデバイスを買ったはいいものの、結局「呼吸」のようにほわほわと明滅したり、とりあえずレインボーのスペクトラムで「ザ・ゲーミングデバイス」みたいな光らせ方からどう脱却していいのかわからないなんて人もいるだろう。
そこで今回は、ゲーミング環境の軸となる二つの要素について解説しつつ、それらを一気にレベルアップさせてくれる便利なアプリ『Razer Axon』をオススメしていきたい。
統一感を出すには「壁紙」と「ライティング」にこだわるべし
担当直入に言おう。ゲーミング環境の見栄えを良くしたいなら、壁紙とライティングにはこだわるべきだ。このふたつはかなり重要なポイントで、それというのも、この二つの要素はどちらもデスクをパッと視野にいれた時の視界占有率が高いからだ。
まず壁紙はわかりやすい。ゲーマーが一番視界に入れるのはモニターで、その“デフォルト画面”たるデスクトップの壁紙は、「my new gear…」とXにポストするときにも絶対に表示する、デスクの顔のようなものだ(そしてほとんどの人はデスクトップのアイコンを非表示にしているだろう)。Windowsデフォルトの壁紙も無骨で悪くはないが、せっかくなら使用しているデバイスや好きなキャラクターをもとに一つの軸を決めてあげたい。
次にライティング、つまりLEDライトの使い方だが、こちらもかなり重要。たとえば、せっかく白いデバイスで統一しているのにそれぞれのライティングが青、黄色、緑、赤とバラバラかつ不規則に光っていては台無しだろう。光が与える印象というのは大きなもので、見栄えの良いデスクを作る上では外せない要素だ。
くわえて、LEDライトは他のデバイスにも反射するため、ここもできれば統一感が欲しい。そしてもちろん壁紙との組み合わせも大切で、ここの調和が取れているとグッと魅力的なゲーミング環境に近づくハズだ。
ふたつの“調和”をもたらしてくれる『Razer Axon』
そして、前述した二つの要素をバッチリ整えてくれるアプリが、『Razer Axon』だ。ゲーミングデバイスメーカーの大手・Razerが無料で配布しているアプリで、人気のゲームタイトル・クリエイターとコラボした壁紙や、ダイナミックな動く壁紙を無料で使うことができる。
- みんな大好き、T1・Faker選手のダイナミック壁紙
- スクウェア・エニックスの人気オンラインゲーム『FINAL FANTASY XVI』の壁紙も
チルいLo-Fi風からネオンが点滅する壁紙まで、さまざまな種類が豊富にラインナップされており、しかもHDから5Kまでほとんどの主要な解像度に対応しているので、デュアルモニター・トリプルモニター環境の方も自分にマッチした壁紙を見つけられるはずだ。
それでも気に入った一枚が見つからなければ、自作することもできる。『Axon』には壁紙の作成に使う「Axon Create Toolset」と、壁紙をもとに接続されているRazerデバイスのLEDカラーを調整してくれる「Chroma Generate」という2つの機能が含まれている。さっそく使ってみよう。
「Axon Create」では「TEXT TO IMAGE(テキストからの画像生成)」と「IMAGE TO MOTION(画像からの動画生成)」「リアルタイムキャンバス」「アップスケーラー」の4つのツールを利用することができる。
まずはTEXT TO IMAGE。こちらは名前の通り、テキストを入力するとそれをもとに画像を生成してくれるツールだ。生成する際にカスタマイズモデルを選択することもでき、リアル調、写真風、アニメ調、ピクセルアートなど好みの仕上がりから気に入ったものを選ぼう。なかには「クリスタル」や「ポーション」「斧」などゲームと縁深いアイテムに特化したモデルも存在する。
- ヴィンテージ写真風のモデル
- ピクセルアート風のほか、斧・鎧などに特化したモデルも選択できる
いくつか画像を生成してみると、なかなか良い感じだ。1枚目はお手本に従って柑橘類の果物が並ぶパターンを生成してみた。次はあらかじめ『ChatGPT』に「RPG風の画面を生成する最高のプロンプト」を作ってもらい、それから生成した結果だ。ピクセルアートのモデルを指定しているので、どことなくファンタジーかつ古風な感じの壁紙が出来上がった。
- 手本に従って生成した「柑橘類の果物」の壁紙
- 『ChatGPT』にプロンプトを生成してもらって作った壁紙
続いてこの画像をもとに「IMAGE TO MOTION」を試してみる。RPG風の壁紙ではマップ移動を移動するような形で少しだけ横に画面がスライドしていく。ちょっとした動きだが、見えていないところまで生成してうまく“ゲームっぽく”してくれている。
また、今回はHD画質で生成したが、これをアップスケーラーで高画質化し、4Kや5K解像度画像にすることもできる。リアルタイムキャンバスの方は、左側の画面に何かを描くとそれを読み解いて画像を生成してくれるという機能で、つまり「ざっくりとした落書き」をカッコイイ壁紙に仕上げてくれるイメージだ。
- アップスケーラー
- リアルタイムキャンバス
さて、続いては「Chroma Generate」を試してみよう。生成した画像や選んだ画像を「ライブラリに追加」しようとすると、Chroma効果を生成する画面が現れる。この画面で、「生成」を押すと、どのようなライティングになるかのプレビューを確認することができる。
今回は試しに自分で生成した2つの画像でChroma効果を生成してみた。特に柑橘類のフルーツパターンはかなり良い感じ。黄色とオレンジの色合いをうまく表現してくれていて、この画面だけでもかなりの統一感を感じられる。
RPG風の画面の方も悪くはない。森の緑と空の青色をバランス良く配置してくれている。欲を言えばもう少しクッキリ空と森の境目が分かれているとなお良さそうだが、これについては画像の方をもう少し意識すべきだったか。
他のユーザーが作った壁紙を使うことも可能
また『Razer Axon』には他の人がどんな画像を作っているのかを見たり、自分の生成した壁紙をシェアするコミュニティ機能も存在する。上部のメニューバーから「コミュニティ」を選択すると「発見」「コンテスト」の2つが表示される。
「発見」は文字通り、他のユーザーが作った壁紙を検索できる画面。画面上部には人気作品が表示され、その下でタグを絞り込んだり、好きな作品を自分のライブラリに追加することが可能だ。
「コンテスト」の画面を開くと、さまざまな壁紙投稿イベントが表示される。Razerやゲームメーカーが主催する大会のようなもので、受賞者はゲーム本体や人気のRazer製品をもらえるという太っ腹なイベントだ。
たとえば下の画像に表示されている『CYBER MONKEY KING』では『黒神話:悟空』の引き換えコードや『Razer Orochi V2』『Razer BlackShark V2X』などのデバイスが景品として用意されていたようだ。また「Razer Silver」という通貨がもらえる場合もあり、こちらは画像生成に使用するトークンと交換したり、ゲームタイトルのコードと引き換えたりもできる(『Minecraft』や『Discord』のNitroなどもラインナップに含まれている)。
“調和”を大切にして理想のゲーミング環境を
さて、ここまで理想のゲーミング環境にとって大切なふたつの軸と、『Razer Axon』の使い方を紹介してきた。デバイス選びやデスクの選定はもちろん大事だが「なにか今ひとつ……」と悩んでいる方は、ぜひ本稿を参考に壁紙とライティングにもこだわってみてほしい。
統一感の中に差し色を入れたり、二色でまとめてみたり、壁紙とライティングを軸に考え始めてみると、自ずとどんなデバイスを購入するか、どんな小物を置くかといった所もアイデアが浮かびやすくなるはずだ。それになにより、ワンステップ上のデスク環境でプレイするゲームは、きっと気持ちが良い。ぜひ“調和”を大切にして理想のゲーミング環境を手に入れる第一歩を踏み出してみてほしい。
■関連リンク
『Razer Axon』
Razer 公式WEBサイト
Razer 公式Xアカウント
荒木美鈴が語る“壁紙論” デバイスと連動して光る“ゲーミング壁紙”を設定してみた
今回は、荒木美鈴が『Razer Axon』の機能を体験する様子をお届け。単なる壁紙アプリにとどまらない魅力も発見し、彼女なりのオ…Razerのゲーミングヘッドセット&キーボードをプレゼント!
リアルサウンドテックとRazerは、読者への感謝を込めてプレゼントキャンペーンを実施いたします。抽選で1名様に『RAZER BLACKWIDOW V4』&『RAZER BLACKSHARKV2 X』をプレゼントいたします。
応募方法
リアルサウンドテックの公式Xをフォロー&本記事のポストをリポストしていただいた方の中から抽選で1名様に『RAZER BLACKWIDOW V4』&『RAZER BLACKSHARKV2 X』をプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドテック公式Xアカウントよりダイレクトメッセージをお送りさせていただきます。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※なりすましアカウントにはご注意ください。以下リンクが本アカウントになります。
<締切:4月14日(月)17:00>