フジテレビとTVerが新たな“放送通信連携サービス”を開始

フジテレビ&TVerが新たな“放送通信連携”

 株式会社フジテレビジョンは、株式会社TVerと協力して、コネクテッドテレビでフジテレビの地上放送とTVerアプリをシームレスに連携させることにより、放送とTVerの配信番組をより簡単に視聴できる新たな放送通信連携サービスを本日より開始した。

 このサービスは、地上テレビ放送規格に加わった放送通信連携技術(※1)に対応するテレビを対象に、「放送画面からTVerテレビアプリに遷移して放送由来の配信コンテンツを簡単に視聴すること」 や 、「TVerテレビアプリから簡単に放送視聴に戻ること」 を実現するもので、放送とTVerの配信コンテンツ間を相互に行き来しやすくなり、放送とTVerを一体的に楽しめる新たな番組視聴体験を提供するという。

 まずはフジテレビを視聴中に「d」ボタンでデータ放送を表示し、視聴したい番組を選択するとTVerテレビアプリが起動、選択した番組の配信コンテンツ一覧に遷移し、「戻る」ボタンで放送に戻れる「おすすめ番組リンク」機能と、フジテレビを視聴中に「d」ボタンでデータ放送を表示し、メニューから「TVerアプリ」メニューを選択することでTVerテレビアプリが起動し、フジテレビ系の配信番組一覧に遷移する「フジテレビ系リンク」機能の提供がスタートした。

 今後はフジテレビの番組を視聴中にTVerの見逃し告知テロップが表示されたら、ボタンを押すことでTVerテレビアプリが起動し、視聴中の番組の過去の配信コンテンツ一覧に遷移する「番組見逃しリンク」機能や、フジテレビの番組を視聴中(スポーツ番組で放送時間内に試合が終わらない場合など)に「続きをTVerで視聴」 などの告知テロップが表示された場合にボタンを押すとTVerテレビアプリが起動、続きをTVerスペシャルライブ配信で視聴 し、続きが終了すると自動で放送画面に戻る「番組リレーリンク」機能なども順次提供されるという。

 フジテレビは、同技術を「コネクテッドテレビで放送や放送由来の配信番組をより多くのユーザーに楽しんでもらうための有望な仕組み」と考えているようで、今後も同技術を活用したコネクテッドテレビ時代の便利な放送サービスの普及展開を検討していくとのことだ。

■サービス概要
提供開始日:2025年2月17日 (月)〜
放送エリア:フジテレビのローカル放送エリア (関東広域圏)
対象テレビ:パナソニック FireTV 搭載ビエラ
(その他のテレビも、※1に準拠するテレビが市販され次第、追加対応を検討)
技術ポイント:放送と放送由来のCTVアプリ間の相互遷移を実現する新しい放送通信連携技術(※1)

※1 地上デジタルテレビジョン放送運用規定(ARIB TR-B14 6.10版) 第二編13章および第三編10章

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