Spotify、Z世代トレンドを調査した『Culture Next』発表 ビデオポッドキャストの視聴時間が増加

 Spotifyが、世界におけるZ世代のカルチャーやトレンドを調査した年次報告書『Culture Next』2024年版を発表した。

 『Culture Next』では、Z世代のユーザーデータをもとに、リスナー、クリエイター、ブランドがSpotify上でどのようにつながり、カルチャーを形成しているのかを探求しているとのこと。また、未来のトレンドについても分析し、広告主であるブランドが、Z世代への理解を深め、有効的な繋がりを築くための具体的なポイントを紹介している。

 今回の調査から、Z世代が音楽やポッドキャストを通じて友人とのつながりを深めると同時に、自分自身や社会、異文化への理解を広げていることが明らかになった。日本のZ世代ユーザーの94%が「日常の活動中に音楽やポッドキャストを聴くことで、いまこの瞬間に生きている実感が湧くことがある」と回答。

  また、Z世代によるビデオポッドキャストの視聴時間は2024年上半期で前年比58%増加し、29億分に達していることが発表された。加えて、日本のZ世代の30%は、話題のテレビ番組の最新エピソードよりも、話題のポッドキャストの最新エピソードを聴くことに、重きを置いている傾向がある。前年よりも「宗教やスピリチュアル」に関するポッドキャストの人気が世界的に高まり、前年比で85%増加した。

■スポティファイジャパン株式会社 上級執行役員 広告事業部統括 立石ジョーからのコメント

「若年層のSNS疲れが話題になっている昨今、Spotifyはポジティブな体験を求めるZ世代にとって欠かせないパートナーです。デジタルネイティブな世代であるがゆえの彼らのユニークな価値観や習慣は、ストリーミングデータやSpotifyの使い方に強く反映されています。今年のCulture Next調査においても、Spotifyならではの視点で、多くの興味深いインサイトを得ることができました。皆さまのマーケティングのヒントとして、ぜひお役立ていただければ幸いです。」

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