38万円の軽バンで日本一周 カップルYouTuberが“夏祭り“堪能…視聴者「癒やされます」

 キャンピングカー仕様に改造した38万円の軽自動車で日本一周の旅をするカップルYouTubeチャンネル「軽バン生活」が、秋田県や青森県で夏祭りを楽しむ様子を収めた動画を公開した。

 「軽バン生活」は、「あかね」と「はやと」による登録者40万人超のカップルYouTuber。2020年12月の活動開始以来、キャンピングカー仕様にカスタムした38万円の軽自動車で車中泊旅をしながら日本一周を目指している。

 2024年10月10日に公開した動画では、この夏に撮りためていたという東北で開催された3つの祭りに参加した時の模様を伝えた。まず訪れたのは、秋田竿燈まつり。軽バンを秋田県庁前の駐車スペースに停めた後、夕刻を待って屋台村へ足を運んだ頃には、既に人だかりができていた。

 普段は、現地調達した食材を用いた「車中泊飯」で夕飯を済ませている2人だが、祭りの日は特別だ。屋台で唐揚げを購入し、一口食べたあかねは「冷めてるけど!(笑)」と文句を言いつつも、「これも祭りやと100倍美味しい」と、うれしそうに頬張っていた。その後、賑やかな祭囃子を聞きながら、200本以上の竿燈が行き交う光景をじっくりと見物していた。

 次にやってきたのは青森県。同県の夏祭りといえば、ねぶた祭だ。はやとが「まさかここで役立つとはな」と言って取り出したのは、地熱による天然の岩盤浴を体験できる秋田県の「玉川温泉」で購入したゴザだ。それを、まだ明るいうちから場所取り可能な沿道に敷き、2人でノンアルコールを飲みながら開始を待つ。日が暮れて祭りが始まると、目の前を練り歩く名物のねぶたに、2人は手を叩いて喜んでいた。

 締め括りは大曲花火大会だ。この日の日中はあいにくの雨。走行する軽バンの車中であかねは「19時くらいには(雨が)止むらしいけど。ほんまに花火上がるんかな?」と不安そうに漏らす。しかし、夕刻になると雨がやみ、雲間から夕陽が射し込む。斜陽が道路わきの田んぼを赤く染めると、あかねは弾むような足取りで会場へと向かった。そして夜になり、花火が打ち上がる。夏の夜空に咲く大輪の花を見上げ、あかねは「綺麗~…」とため息を漏らし、はやとは「やっぱり来てよかったな」と満足そうにつぶやいていた。

 このように軽バンで縦横無尽に移動して、東北の夏ならではの体験を堪能した軽バン生活。本動画がおよそ1か月半ぶりの投稿とあって、コメント欄には「元気そうで良かった」「お二人の元気な姿が見れてホッとしました」「めちゃめちゃ待ってたよーーー!!!」「今を大切にし、少しずつ未来を想う。癒やされます」などの声が寄せられていた。

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