にじさんじ・風楽奏斗の魅力を紐解く スポーツ万能、茶目っ気のあるキャラで愛されるVOLTACTIONのリーダー
FPS一本で培ってきた高いゲームスキルと経験値に先輩たちも一目を置く
風楽奏斗というと、VOLTACTIONで活動をともにしてきた3人だけでなく、活動初期から先輩たちとコラボ配信をする機会が多いライバーであった。特にデビューした2022年は「コラボしていない日のほうが少ない」というレベルで毎日のように誰かしらと配信をともにしていた。
2023年に入るとにじさんじ外の企画や大会に出場するチャンスが訪れ、持ち前の明るい性格もあいまってすこしずつ他のVTuber~バーチャルタレントやストリーマーらと交流する場面が増えていった。
特に2023年には『VTuber最協決定戦 SEASON5 Ver APEX LEGENDS』『VTuber最協決定戦2023 Ver VALORANT Act1』と、渋谷ハルが主催する大型大会『VTuber最協決定戦』に2度出場することとなり、そのなかでぶいすぽっ!所属の英リサと2大会を通じて共闘。『VALORANT』大会ではみごと優勝を果たした。
得意ゲームは上記の大会出場経歴からも伺えるようにもちろんFPSゲーム。最初にハマったのは「Call of Duty」「Battlefield」などの人気シリーズからで、学生時代はサッカーなどのスポーツに力を注ぎつつ、同時にこうしたFPS・TPSゲームにハマっていたという。
現在では『Apex Legends』『VALORANT』をおもにプレイしているが、『Apex Legends』はマスターランク、『VALORANT』ではイモータルランクと、両ゲーム共に上位に位置するランクに達した経験がある。ちなみに最近では『Overwatch 2』にハマりつつあるようで、にじさんじのメンバーとともにパーティを組んで配信をする姿も見られる。
逆に「FPSゲーム以外に大きくハマったことはあまりない」とも話しており、RPG・格闘ゲーム・恋愛シミュレーションゲームなどは「むしろほとんどプレイしたことがない」と話している。現在活動をスタートして以来、『バイオハザード7 レジデント イービル』『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』『青鬼』、今年に入ると『ELDEN RING』『NinNinDays』とジャンルを問わずにプレイし、幅を広げている。
ill 特定ジャンルのゲームが上手なプレイヤーが未体験のゲームジャンルをプレイする、というのはやはり新鮮で、「ここまでゲームでやっていいのか!?」といった、明るいキャラクターの彼らしさある、加えてどこか初々しい反応が楽しめる。
ちなみにホラーは苦手らしく、ホラーゲームでは難易度を下げてでも怖さや驚かしポイントを減らしたがる傾向がある。彼の配信アーカイブをさかのぼれば、普段の明るいノリでプレイしつつ、何度となく驚いたりビビったりする風楽の姿を見ることができる。
意外なことに、自身が飽き性なタイプであることも打ち明けており、幼少期からさまざまなものに手を付けてはすぐにやめてしまっていたと話していたことも。そのなかでFPSだけは延々と続けているあたりに、彼の感性を知ることができるだろう。
10月中旬に開催された『NIJISANJI Extreme Match / VALORANT』では4チームあるなかで、リーダーを任されて出場。チームの総合成績は3位に終わったものの、ほとんどの参加者が1~2キャラを練習していたところを、風楽はブリーチ/フェイド/デッドロックをマップにあわせてプレイしており、さすがのゲームスキルと理解度をみせていた。
なによりこの大会で戦ったローレン・イロアス、葛葉、叢雲カゲツなど、にじさんじ内で『VALORANT』をよくプレイし、上位ランクに入った経験を持つ面々が、「にじさんじ内で5人1チームを作るなら?」というリスナーからのコメントに対して「風楽奏斗」の名前を真っ先にあげているところからも、その実力の高さを伺い知れるだろう。
同期4人で結成された「VOLTACTION」のリーダーを務める風楽奏斗。多士済々なVOLTACTIONのなかでも、自由気ままにテンションを高めようとする一面と、慌てずに周囲とコミュニケーションを取れる一面との両面を兼ね備える風楽の存在は大きい。
グループ活動においても、ライブ配信・企画動画などオフライン収録の企画もたびたびおこなわれるなかで、ゲームセンス・運動神経に秀でていることもあり、どちらかというと3人を引っ張ったり励ますポジションに置かれることが多く、しっかりとリーダーらしい姿を見せている。
VTA時代からなにかと付き合いがあり親しい仲のVOLTACTION4人はリアルライブやオリジナルアルバムの制作も決定しており、ますます活躍・活動の場・幅が増えていきそうである。そのなかで風楽のリーダーシップがどのように発揮されるのかは、ファンとしても気になるところであろう。今後も持ち前のキャラクターを存分に発揮していってほしいものだ。