ピース又吉×ごっこ倶楽部が創作論を語り合う 日本で初開催「TikTok Creator Summit」レポート

TikTok×TikTokをはじめ様々なプラットフォームで活躍するためのヒント

 最後に、2つの会場にわかれてイベントが開催された。ひとつ目の会場のテーマは、「感想コンテンツのつくりかた」。最近のTikTokでは映画・ドラマ・アニメ・漫画などの感想を熱量高く語るファンクリエイターコンテンツが人気を集めている。いま注目のジャンルでどのような工夫をしてるのか。映画感想クリエイターのしんのすけ、フミヤ、アニメ感想クリエイターのアニヲタ社長が登壇。感想コンテンツのつくり方についてトークを繰り広げた。

 「僕らの動画は扱う作品ありきですが、どのように作品を選んでいますか?」としんのすけからの質問に対して、アニヲタ社長は「トレンド、認知度、ネタ性などをもとに扱う作品を決めている」と回答。ふみやは「ほぼ同じです。ただ、映画の場合、ホラー映画など刺激の強いものが伸びやすい」と返答した。

アニヲタ社長、フミヤ、しんのすけ

 もうひとつの会場のテーマは、「プラットフォームを越えたコンテンツを作るには?」。日本やTikTokを越えて活躍するクリエイターを招き、マルチプラットフォームで活躍する方法についてセッションが行われた。

 登壇したのは、海外フォロワーが95%の割合を占めるTSKASHii、ニコニコ動画・YouTube・TikTokでバズコンテンツを生み続けるラブマツだ。MC TAKAの司会のもと、それぞれの製作方法を語り合った。

「プラットフォームに合わせて編集をする。TikTokでは1分、他のところでは30秒にする」(TAKASHii)

「長めに2パターン取ることもある。時代によってOK・NGの判断が変わるのでコミュニティガイドラインを重視しています。ニコニコ出身なのでふんどしで踊ることもありましたが、いまそれやるとアウトです(笑)」(ラブマツ)

 会場からは笑い声も聞こえ、終了後は参加したクリエイター同士で会話をする姿も見られた。

 日本で初めて開催となった『TikTok Creator Summit Japan 2024』。各クリエイターの創作の姿勢やプラットフォーム側のデータの共有など多岐にわたるプログラムが開催されたイベントは盛況の内に幕を閉じた。

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