“ハーレム”状態=成立ではない? 過去シーズンのデータから考える『シャッフルアイランド』の必勝法

運命の相手はどのタイミングで見つかる? “全員シャッフル”の影響力はいかに?

 筆者がもうひとつ着目したのが、運命の相手と巡り合うタイミング。一体、どのくらいのタイミングまでに同じ島で、同じ時間を過ごしていればよいのか? これについては『Season1』~『Season3』を除いた『Season4』と『Season5』を基に考えていきたい。

※分母は「カップル不成立メンバーを含めた、当該日に運命の相手を見つけたメンバーの人数」。分子が「そのうち、カップル成立を果たしたメンバーの人数」。また吹き出し内の名前は、運命の恋人を該当日に見つけたカップル成立メンバーとなっている。

 こちらもグラフ形式でビジュアライズしてみたのだが、いかがだろうか? 『Season4』で運命の恋人を見つけられたのは、ののこ(ピラティスインストラクター)、りか(タレント)を除く全15名中13名。うち、カップル成立を果たしたのは、過半数の8名。さらにそのうち、運命の相手と出会ったのはそれぞれ、初日までに2名、2日目までに2名。3日目にはそこに4名を加えて、8名全員が同時点で一度は意中の相手と同じ島となっているという。

 続いて『Season5』はどうだろう? こちらは、運命の恋人を見つけられたのが、なおと(アーティスト)以外の全16名中15名(なつみ/タレントについては、告白の場で紆余曲折ありながらも、じゅんや/モデルに惹かれていた言及があったため、彼を運命の相手と考えてカウント対象にしている)。そのうち、カップル成立を果たしたのが、『Season4』と同じく8名。さらにそのうち、なんと6名もが初日から運命の相手と顔合わせ。残り2名は5日目での邂逅となっており、ほとんどのメンバーが初日時点で初対面を叶えているのだ(この部分については、後ほど詳しく説明する)。

 ただ、これも難しいところで、初回シャッフルの“シルエット投票”で移動対象メンバーに選ばれ、いわゆる“ハーレム”や“逆ハーレム”状態に身を置くことが、カップル成立の可能性に近づくことかと言われると、一概にそうとは言えないらしい。こちらは後述する“全員シャッフル”と同様、初回シャッフルメンバーに選ばれたか否かで、その後にカップル成立したのかを確認したところ、結果は綺麗に半々となってしまった。

 あわせて、番組のビッグイベントである“全員シャッフル”についても可能性を洗い出してみたのだが、カップル成立を果たしたメンバーたちが、全員シャッフルの波に飲まれたか否かについて一人ずつ数えてみたのだが、こちらも結果は初回シャッフル同様。綺麗に半々だった。つまり意外かもしれないが、残り2〜3日間で運命の相手と離れ離れになったとしても、逆境からの巻き返しができるということ。ただそもそも、元の島に戻れたメンバーしか、この話題における考察対象になっていないという落とし穴こそあるのだが……。

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