ZETA DIVISION・Laz、競技シーン引退を発表 現役最後の相手はPaper Rex「『こいつらが最後でよかったな』という気持ち」

 ZETA DIVISIONのVALORANT部門に所属するLazが8月26日、競技シーンからの引退を発表した。今後については「別の形でVALORANTの競技シーンを盛り上げていけたら」と語っている。

 Lazは『Counter Strike : Global Offensive』の選手として活躍し、その後『VALORANT』へと活躍の場を移した。「Masters Reykjavík 2022」では、ZETA DIVISIONの一員として世界3位という日本FPS史に残る好成績を収めている。

 今後はZETA DIVISIONのクリエイター部門に転向すると発表されている。

■Lazのコメント

 自分は競技シーンを10年くらい続けていて、当時一緒にやっていたプレイヤーみんながゲームを続けるのは厳しいような状態でしたが、VALORANTが盛り上がってくれることに懸けてみんなで移行しました。そのとき出場した大会もほぼ優勝というところまで行けて、やってきたことが報われたなという感覚がありました。

 Dep、TENNN、シュガー(SugarZ3ro)が入って、そのまま日本予選を優勝できて、レイキャビクでは世界3位に行くことができた。日本の選手が世界大会で頑張っているのを見たかったんですが、そこに自分がプレイヤーとして立っていたのがうれしいというか、あまり想像していなかったので、良かったなという記憶ですね。

 VCT Pacificでは、リーグの結果は4位で、Mastersが東京で開催されることが決まっていて、どうしても出たかったのでめちゃくちゃ悔しい記憶です。そのあとLCQで優勝するところまで行けて、1年の集大成として勝ち切れたことはよかったと思います。

 今年はいろいろ変化を加えて、良いところも悪いところも出た。このゲームをやっていくうえで、いろいろな変化を加えていかないと追いつけないと思っているので、チームにとって必要な時間だったと思っています。

 ステージ2の最後の方は「これが最後になるな」と思いながら試合をしていました。最後の試合の相手がPaper Rexになって、「最後はこいつらか」と思いながらやっていて(笑)。Paper Rexは昔から戦っていて楽しい相手で、「こいつらが最後でよかったな」という気持ちでした。楽しかったです。

 今後は選手ではなく、別の形でVALORANTの競技シーンを盛り上げていけたらと思っていますので、VALORANTの競技シーンを引き続き応援していただけるとうれしいです。

 もともとあまり人の意見を聞かないタイプなんですが、ここまでたくさん応援していただいて、いち個人としてすごく成長したし、みなさんの応援がなければここまで続けることもなかったと思います。ここまでサポートしてくださったみなさん、本当に感謝しています。本当にありがとうございました!

関連記事