やす子に坂上忍…芸能界に広がる“保護猫お迎え”の輪 視聴者称賛「偉すぎ」

 飼い主のいない不遇な環境に置かれた猫を迎え入れたというニュースが、芸能界から、立て続けに2つ届いた。

 お笑い芸人のやす子が2024年8月14日、Xで「一人暮らしの独身なのですが来月 保護猫ちゃんを2匹迎えることになりました 猫、犬、を飼っていたことがあるので また嬉しい楽しい日々が始まりそうです」と投稿した。ファンからは「それは素晴らしい」「素敵です」「大切に育ててください。愛情をかけた以上の癒しを与えてくれますよ」「優しい! 感謝ですね」「やす子は偉すぎなので、もっと長生きしてくださーい」などのコメントが寄せられている。

 保護猫は、なんらかの事情で住む場所を失なったか、あるいは、劣悪な環境で飼育されたかしたため、保健所や動物愛護センター、保護団体などに一時的に保護・飼育された猫を指す。一般的に保護猫は保健所や譲渡会、保護猫カフェなどで迎え入れることができるが、このような保護下にすらない、道端に放置されていた捨て猫を拾った伝えたのが、タレントの坂上忍だ。

 坂上は同年8月13日に公式YouTubeチャンネル「坂上家のチャンネル」に公開した動画で、5匹の捨て猫を保護したと報告した。坂上といえば長年犬猫を多頭飼いし、2022年4月には動物保護ハウス「さかがみ家」をオープンしたことで知られている。

 事の経緯としては、「さかがみ家」のボランティアが近所の公園を散歩していたところ、へその緒が付いた生後間もない子猫5匹を発見し、坂上と相談の上そのまま保護することにしたのだという。

 坂上は、「さかがみ家」で猫の飼育指導を担当する、猫の保護活動を行う岩田さんのアドバイスのもと子猫を飼育するとし「なんとか命を繋げるように、なんとか頑張りたいと思っています」と説明した。懸命にお世話をした結果、身体の小さかった1匹が残念ながら亡くなってしまったものの、4匹の命を繋ぐことに成功。坂上は1匹が早世したことを残念がりながら、生き残った4匹に温かいまなざしを向けて「でも君たちも全然まだ安心できないので、やれることを全部やるから一緒に頑張ろうね」と呼びかけていた。

 近年、中川翔子や杉本彩、ダレノガレ明美、サンシャイン池崎など、保護猫や捨て猫を迎え入れて“家族”にしていることを公表し、猫との生活を積極的にSNSなどで発信するタレントが増えている。今回のやす子と坂上含め、タレントたちに保護された猫が幸せに暮らし、また、彼・彼女らの情報発信に触発された良識ある人に手厚く保護される猫が増えることを願ってやまない。

関連記事