人気YouTuber・中町兄妹初のオフ会に2万3千人の応募 収益は全額江戸川区に寄付


 2024年6月22日、江戸川区総合文化センターでYouTuberの中町兄妹のオフ会が行われた。中町兄妹は登録者数167万人の人気YouTuberで、兄・中町JPと妹・中町綾の兄妹ならではの掛け合いで人気を博している。

 中町綾は恋愛番組『真夏のオオカミくんには騙されない』で人気を博し、スキンケアブランド『ASUNE(アスネ)』やアパレルブランド『JUST A NOON』(ジャスト・ア・ヌーン)をプロデュース。個人チャンネルも登録者数150万人を超え、YouTubeだけではなくモデルとしても活躍の幅を広げている。中町JPは「中町純平のマジ酔ってるわ‼︎」という個人チャンネルにて登録者数55万人を誇るなど、兄妹それぞれ個人でも幅広い活躍を見せている。(2024年6月25日時点)

 今回のイベントについては2024年5月7日の動画で詳細を告知しており、会場代とグッズ作成費用以外の収益は江戸川区に寄付することを明かしていた。また、当初は1部制での開催予定だったが、予想以上の応募を受け、昼と夜の2部制に変更し開催となった。

兄妹で初めて緊急で伝えなければいけない事があります。

 会場では『ASUNE(アスネ)』や『JUST A NOON』の数量限定のノベルティセットなども販売。さらに、ステッカーやTシャツ、アクリルスタンドなど、初となる中町兄妹の公式グッズも販売された。ファンにとっては待望の初公式グッズだったが、なかには公式グッズがないからこそ手作りのうちわなどを持ち、2人の登場を心待ちにしている姿も見られた。



 会場には若い世代の視聴者にくわえ、親子連れや30代の夫婦なども来場。中町兄妹のファン層の幅広さを実感した。

 大きな歓声に包まれ2人が登場。来場者のなかには江戸川区長の姿も見え、今回のイベントの様子を見守った。

 まず最初に行われたのは質問コーナー。ファンからの「おいしいアサイーボウルの作り方」や「推しのTikTokerは誰ですか」という自由な質問に答えていくなか、「DMにはどうやったら返してくれますか」と直球の質問も。

中町JP

 中町綾(以下綾)は「アンチは返す」と答え会場の笑いを誘いつつも「動画投稿のコメントは返すかも」と、クリエイターらしい回答をした。中町JP(以下JP)は返信はなかなか難しいと答えつつも、「DMは全部見てます」と、ファンからのメッセージはしっかりと届いていることを明かした。

 2つ目の演目は「中町兄妹の〇〇な話」。スクリーンに映しだされたトークテーマのなかから、会場の拍手が大きかったものについて2人がトークをするというものだ。

中町綾

 最後の演目は「クイズコーナー」。マルバツクイズで勝ち抜いた5名にサイン入りの私物をプレゼントするという内容だ。JPからはグッチのドラえもんのパーカー、綾からはキャップが出品。ほかにもタオルやTシャツなどのグッズも景品となった。

 クイズでは過去の動画を元に出題され、貴重なサイン入り私物がかかっていることから大盛り上がりを見せた。

 最初は初めてのオフ会ということもあり少し緊張が伝わってきたが、徐々にいつもの動画で見せる兄妹らしいツッコミや笑いで会場を盛り上げ、アットホームな雰囲気で会場を包んだ。

 1500席用意されている会場は満席で、昼と夜の部はどちらも完売。応募総数は「約2万3000件」にのぼったという。動画でも語っていたが、今回開催された場所は以前2人が成人式を行った場所だ。ときを経てトップクリエイターとなり、かつて訪れた地元のステージに立つのは感慨深いものがあったのではないだろうか。

 エンディングでJPは「不安だった」と、今回の初オフ会について正直な気持ちを吐露。だが、普段の動画とは違い実際に大勢のファンを目の当たりにして「顔が見れて嬉しかった」とコメントした。綾は「(今日を)覚えておきます、本当」と、会場を見渡して笑顔を見せた。

 会場をあとにしたファンたちに、一人ひとり手を振り見送った2人。改めて、この日を迎えられた2人の嬉しさがファンにも伝わったのではないだろうか。また、江戸川区への寄付という決断も含めて、地元を想う気持ちもしっかりと行動で見せた中町兄妹。今後の活躍に、さらなる期待が高まる1日となった。

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