実況者グループ・カラフルピーチ、“顔出し”解禁の初イベントで幕張メッセを満員に 仕掛け人たちが明かす「大成功の舞台裏」

ーー今回のイベントでそれぞれのチームが大きな役割を果たされたと思いますが、因幡さんが所属するライブエンタテインメントユニットと中川さん、三谷さんのP2C  MDプロデュースグループはどのような点で協創されたのでしょうか?

因幡:昨年のU-FES.にて初めてカラフルピーチが出演した際、カラフルピーチメンバーから、「ファンに会えて、ファンの声を直接聞けるのがすごく嬉しかったから、来年大きいところでイベントをやりたい」という話があったんです。そこで僕たちで会場を探し、提案したことで今回の会場と日程が決まりました。

 どういうイベントをやりたいかを聞いていき、イベントのテーマが「スパイ」に決まりましたが、スパイというテーマではどういうキービジュアルがいいか、どういう描き下ろしのキャラクターにするかはP2Cの方々に相談し、デザイン周りも含めすべて担当していただきました。

 今回のイベントは楽曲をメインにやりたいというカラフルピーチメンバーの強い思いがあったので、楽曲をメインにするときにどういうグッズがあったらいいか、どんなグッズがあったらイベントが盛り上がるのか、ライブエンタテインメントユニットとP2Cでミーティングを重ねました。

中川:今回がカラフルピーチにとって初めてのイベントということで、いわゆるイベントグッズを出すことを意識しました。Tシャツ、フェイスタオルなどを出しましたが、特に力を入れたのがペンライトでした。

 カラフルピーチのメンバーは11人いるのですが、メンバーカラー11色を表現するのが難しいなかで、今回グラデーションに光るペンライトを採用しました。実際に現地でみたときに、赤から黄色、オレンジ、ピンクと変わっていくのをみて、しっかりと全色を表現できたかなと思いました。そういった細かいところでよりファンとカラフルピーチの一体感が生まれるようなアイテム作りを企画段階でさせていただきました。

三谷梨乃

三谷梨乃(以降、三谷):テーマがスパイだったので、サングラスをかけた桃のイラストを使用するなど、イベントの世界観を強めるといったところをグッズでご協力できたんじゃないかなと思っております。スパイによったグッズを作ることも考えたのですが、初めてのイベントを皆さんが楽しめるようにというところに重きを置いて、制作できたかなと思っています。

因幡:ライブエンタテインメントユニットでは、常にファンの方にどうしたら喜んでもらえるかを考えてイベントをつくっていますが、カラフルピーチがいままでどんなグッズを出してきたのか、お客さんがどんなものを喜んでくれたかというところはP2Cの方がプロなので、グッズの提案は完全にP2Cの方々に任せていました。たくさん話し合ってきたので、今回のイベントで僕と中川さんや三谷さんをはじめ、バディの方ともすごく仲良くなりました(笑)。

三谷:普段はあまり関わりないですもんね(笑)。

ーー仲の良さはこの会話からよくわかります(笑)。今回2部が始まる前に完売していたグッズもあり、盛況でしたね。

三谷:多くの方に買っていただけてとにかく嬉しかったです。イベント前にお客様の手元に届くようEC販売を行うなど、新しい取り組みにチャレンジできたのもよかったと思います。

ーー制作過程での課題はあったのでしょうか?

三谷:量ですかね。予想できないところがあったのですが、告知やECでの先行販売の反響がとても大きかったので、思い切って数を入れたところがあります。それまでは初のイベントで、どこまで集客できるかわからなかったので不安でしたね。

ーーグッズの先行販売がイベント開催日よりも少し早めに行われていましたが、これは売れ行きをみようということだったのでしょうか?

中川祐介

中川:初めてのイベントということもあり、どのぐらい売れるのかまったく未知数なところがあって。どのぐらいの方がグッズを欲しがっているか、購入希望があるかというのは、グッズをしっかり届ける意味でもECでの先行販売をやらせて欲しいと、こちらから本人たちに提案しました。

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