ぶいすぽっ!神成きゅぴ&夜乃くろむの“共通項”とはーー芯の強さと、才能を感じさせる歌
夜乃くろむと神成きゅぴの共通点ーーキラリと輝く才能を感じさせる「歌力」
先にも書いたように、夜乃くろむはデビュー時に際して『Apex Legend』『VALORANT』のランクをダイヤモンドまで上げるという“宿題”を課され、見事にクリアしてのデビューとなった。2作品それぞれでランクを上げていくことは相応に難しいわけだが、彼女自身ゲームに一切触れていなかったわけではない。
実は『Overwatch 2』を得意ゲームにあげており、過去にはサポートロールでマスターランクまで到達したことがあるとのこと。実際彼女の『Overwatch 2』配信を見ていると、サポートロールはもちろんのこと、どのロールも淀みなくプレイできているのがハッキリと分かる。
近年の流行りもあって『VALORANT』をプレイすることが多かったため、この半年間『Overwatch 2』をプレイする機会は少なかった。しかし、先日は配信で「ようやくランクマッチにいける!」とウキウキで話しながらプレイしており、今後はもっと増えていくのかもしれない。
ちなみに推しキャラクターとして同作品のゲンジをあげており、「ゲンジくん」と君づけで呼ぶだけでなく、「結婚したいと思ってる。同担拒否です」とキッパリ明言するほどの愛を示している。
自身の同期・紡木こかげも『Overwatch 2』をプレイすることがあるため、“くろこげ”の2人で『Overwatch 2』コラボ配信をする機会も近い内にありそうだ。
さて、今回の記事では神成きゅぴと夜乃くろむの2人を取り上げたが、なぜこの2名を選んだか。根強いぶいすぽっ!ファンの方であればこの2人の“とある共通点”がぱっと思い浮かぶかもしれない。滑舌・発声が子どものように聞こえる「バブちゃん(赤ちゃん)」とイジられる2人であること、くわえて歌が素晴らしいとファンから支持されていることだ。
神成はたびたび歌配信をしており、ボカロ楽曲やすこし古めのJ-POPなどを歌うことが多い。配信アーカイブを全体公開することはあまりなく、非公開またはメンバー限定公開へと切り替えることが多いので、ぜひリアルタイムでチェックしておきたい。
すこしザラついた声質と高めの声色がセンチメンタルな余韻を残すことが多く、荒々しく歌えばAdoのような迫力を、丁寧に歌えばやなぎなぎのような透き通った印象を受ける。ファンからの支持にも頷ける納得の声の良さである。
たびたび歌企画へのオファーが届くこともあり、ホロスターズ所属のアステル・レダの4周年記念3Dライブや『第一回 #Vtuber歌唱王』への出演など、もしかすれば今後も「神成きゅぴの歌」を求めてさまざまなオファーが届くかもしれない。
また夜乃も歌配信をしているのだが、大きな声を出して発声するため普段の話し声から印象がグッと変わり、声自体の細さ・掠れ具合が輪郭をもって感じられる。くわえて「洋楽をよく聞いていた」と本人が語るように、英語の発音が非常によく、洋楽を歌っていてもカタコトな英語には聞こえないレベルだ。
彼女の歌配信はほとんどがアカペラでの歌唱となっており、余計に彼女の声を楽しめるような形になっている。じつは彼女は体調が大きく変わりやすいようで、「伴奏ありだと息が続かないのでアカペラでしつれいします」と断りを入れている。
現状FPSを中心にしたゲームや配信で活動しているぶいすぽっ!メンバーだが、こうした音楽方面にはあまりスポットライトが当たっていない状況ではある。「e-Sportsの面白さを伝える」という同プロジェクトの方針を鑑みれば、「無理に歌を歌う必要がない」ともいえる。
とはいえ、VTuber~バーチャルタレントとして活動していて歌や音楽についてノータッチでいくというのは、ファンからするととても味気なく見えるだろう。こうした状況のなかで、たまに歌ってくれるからプレミアム感があり、ファンの心に深く刺さるというのがよく分かる。そんななかで、神成・夜乃の2人はFPSだけでなく、その歌にも期待がかけられてるといえよう。
ぶいすぽっ!の個性豊かなメンバーの中でも唯一無二 小雀とと&如月れんが持つ“共通項”
現在のVTuberシーンにおいて、タレントの活躍する分野は日々拡がっている。そのなかで年々支持を強めているのがBrave gro…