推し活にも最適な『Galaxy S24 Ultra』、それは街歩きを何倍も楽しくしてくれるAIスマホだった

『Galaxy S24 Ultra』で何倍も充実した街歩きに

 サムスンの最新スマホ『Galaxy S24 Ultra』がついに国内でも発売された。SIMフリー版の価格は18万9700円〜(容量256GB、RAM12GB)となっている。

 『Galaxy S24』シリーズのキャッチコピーは「サムスン初のAIスマホ」。画像生成や翻訳、柔軟な検索機能などなど、話題のAI機能をこれでもかと積んできたのが特徴だ。それらを高速に動かすため、独自にカスタマイズされた「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」というSoCを搭載。CPUやGPUに加えて、AI機能に特化したNPUの動作クロック数も向上している。

 これだけ面白いスマホなら、レビューのアプローチも面白いものにしてみたいもの。そういえばGalaxyの担当者が旅や推し活にも最適! とも語っていたので筆者が好きな街歩き(旅)を推し活としてやるのもありだ。

  ようし、それならば。 


 筆者の好きな街である高円寺を『Galaxy S24 Ultra』を持ってぶらりと巡ってみようではないか! 街歩きのなかで、AI機能や進化したカメラ性能はどう活躍するのか、実践を通して試していこう。ちなみに上掲の写真は本機で何気なく撮影したが「これ、デジカメで撮影したっけ?」と見間違えたほどよく映っている。

ぶらり高円寺の旅 with 『Galaxy S24 Ultra』


 まずは腹ごしらえということで『エリックサウス 高円寺カレー&ビリヤニセンター』を訪れた。最近はエリックサウス監修のビリヤニがコンビニでも登場しており、ビリヤニ好きとしては嬉しい限り。


 チキンビリヤニとキーマビリヤニを合掛けにしたツインビリヤニを注文。やや暗い場所で撮影したのだが、そうは思えないほど良いコントラストになっている。上記は通常のカメラモードで撮影したが、食事モードを使うとボケを際立たせることもできる。こちらは後述する。


 腹ごなしに、東高円寺駅近くの「蚕糸の森公園」までやってきた。この公園は鯉や鴨といった動物も豊富で、貴重な自然の癒やしスポットになっている。滝や池を見ながらのんびりするのも一興だ。写真は超広角レンズで撮影した。

豊富なカメラ設定が嬉しい

 ここで一旦改めて、『Galaxy S24 Ultra』のカメラ構成を紹介しておこう。


 200MPの広角、12MPの超広角、10MPの3倍望遠、50MPの5倍望遠という、4レンズ構成になっている。望遠側のレンズが豊富で、なおかつ解像度が高いためデジタルズーム時も画質を保ちやすいのが特徴だ。


 撮影モードも豊富。プロモードを使うとシャッタースピードやISO感度、ピント位置の調整が可能だ。水中の撮影は白飛びしがちだが、シャッタースピードを早めることで露出を下げ、なおかつ動き続ける魚もピタリと止めることができる。


 川を挟んだ土手でカルガモがシエスタしていたところを、5倍望遠レンズで撮影。遠くのものを寄せてとれる望遠撮影は、街歩きを何倍も楽しくしてくれる。個人的には広角よりも望遠撮影が好きなので、5倍で50MPの高画質は驚きだ。


 さらにデジタルズームで10倍まで寄ってみたが、SNSに投げるにはアリな画質だろう。スペック的には光学相当10倍ズームを謳っており、実用レベルといえる。


 ちなみに、デジタルズームの限界は驚きの100倍! とはいえさすがに画質的には厳しいものがある。上掲の35倍も写真として見るなら厳しいが、遠くのものにここまで近づけるのには大いに感動できるだろう。

AI機能でかゆいところにも手が届くように

 自然に癒やされたところで、いったんカフェで休憩。ここで、今度は『Galaxy S24 Ultra』に搭載されている機能の一端をお見せしよう。


 まずは新機能の『かこって検索』。使い方は簡単で、ホームボタンを長押しすると手書きが可能な状態になるので、気になる対象をくるっと囲むだけ。一見シンプルだが、これが想像以上に便利だった。

 原理的にはホームボタンを長押しすることでGoogle検索が立ち上がるのだが、今使っているアプリにオーバーレイするかたちで起動する。例えばYouTubeで動画を見ながら「この動画に映ってる車はなんだろう?」と思ったら、ホームボタンを長押しすればOK。従来であれば、こうした画像検索を行うにはスクショ撮影後に画像検索へとすすむ必要があったが、アプリをまたぐことなく検索が可能になった次第だ。ハッキリ言って、便利すぎる。


 次は要約と翻訳機能について。デフォルトの『ブラウザ』の下部の星アイコンをタップすると、今見ているページをAIが要約してくれる。長い記事をまとめてくれる便利な機能だが、これと翻訳を組み合わせると英語のサイトを日本語に要約してくれるのだ。記事を読む時間を大幅にカットできるため、タイパに貢献してくれる。次は画像生成機能について紹介しよう。まずはこちらの写真を見て欲しい。


 日本で唯一の、お天気や気象条件を司る気象神社にやってきた(写真左は氷川神社)。映画『天気の子』の聖地として一躍有名になったが、写真右側に人物が映り込んでいるのが気になる。


 そんなときは『カメラ』アプリ内に内蔵されている生成機能で、人物を消して新しい背景を生成してしまおう。いわゆる『Pixel』シリーズの消しゴムマジックと同等の機能だ。実際に映り込んだ人物を消してみたが、違和感のない背景が生成できている。

 こうしたAI機能は本機の特徴だが、これが未来のスマホ操作なのかもと感じた。特に『かこって検索』はあらゆるスマホに標準装備してほしいほど便利。お留守にしがちなホームボタンには役割が与えられたし、アプリ間の移動もスムーズになった。


 新機能ではないが、GalaxyのフラッグシップスマホではおなじみのSペンを使った筆記機能も内蔵。「スマホにペンがあってもなぁ」と思うかもしれないが、画面サイズが大きい本機との相性は良好で、意外と書きたい欲を刺激してくれる。ペンを抜くだけでメモが起動するので、とっさのメモやスケッチにも使える。公園でスケッチをしたり、企画書のアイディアを練ったりと、仕事にも創作にもヨシだ。

そして高円寺の夜は更けゆき……


 食事に散歩、撮影と、一通りの街歩きを楽しんでいるといつの間にか良い時間に。5倍望遠で商店街に落ちる夕陽を撮影したが、伸びる電線がなんとも美しい。庵野秀明的なカットを狙うのも面白そうだが、今日はそろそろ店じまいとしようか。


 というわけで、シメは『串焼き処ディズ』の味噌ダレ焼き鳥で。カメラの食事モードを使えば選んだ部分の周囲をぼかすことができ、より臨場感のある一枚が撮影できる。おっと、早く食べなければ冷めてしまうので、これにて失礼をば…。

趣味にも仕事にも熱中できる、これぞ「スマート」なスマホ

 『Galaxy S24 Ultra』とともに高円寺をぶらりと巡ってみたが、カメラにAIにと、あらゆる方向でその便利さを実感できた。撮りたいものが撮れて、知りたいことが知れる。当たり前の機能のひとつひとつがスマートで、趣味はもちろん仕事にも役立つ一台になるだろう。


 個人的にはチタンの外装もお気に入りだ。実は古着屋で撮影をしていた際には「そのスマホカッコいいですね」と声をかけられたのだが、なんだか誇らしい気持ちにもなった。『Galaxy S24 Ultra』とゆく高円寺ぶらり旅は、新たな街の魅力を知れる素敵な街活体験になったと言って良いだろう。

●参考情報

https://www.samsung.com/jp/smartphones/galaxy-s24-ultra/

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