あの人のゲームヒストリー 第二九回:RaMu

ゲームは「絶対に裏切らない親友」 RaMuが語る“楽しい”を仕事にする魅力と苦悩

ゲームは絶対に自分を裏切らない“親友”

【裏側】加藤純一 presents 第二回配信者ハイパーゲーム大会に密着!【チームもこう】

ーー2024年3月には加藤純一 presents『第二回 配信者ハイパーゲーム大会』にも出場されましたが、大会を体験してみてどうでしたか?

RaMu:最近は、ゲームでプレッシャーを感じる場面が多くなってきたなと思います。これまでは私が遊びでやってきたものを視聴者さんが見てくれていた、っていう感じなんですけど、競技としてのゲームになるとやっぱり空気が違うんです。“楽しい”というより、いい緊張感に“痺れる”という感覚ですね。

ーー大会を終えて、具体的にはどんなものを得られたと感じていますか?

RaMu:努力は裏切らないんだなっていうのはすごく感じました。結果を残せたというのもあるし、努力が報われたあの瞬間の気持ちよさは、大会に挑戦しないと得ることができない体験だなと思います。仮に賞金や景品がなくても、大会という場で得られるものはかなり大きいと思います。

 今回の大会は、先鋒戦で唯一女性プレイヤーとして出場したんですけど、この大会をきっかけに応援してくれる人がめちゃくちゃ増えたんです。SNSもフォロワーが1万人以上増えたりして、みんなが応援してくれていることが目に見えてわかってすごくうれしかったです。こういう体験も、大会に挑戦していなかったらできなかったと思います。

ーーあらためてRaMuさんにとって、ゲームとはどんな存在でしょうか?

RaMu:自分を絶対に裏切らない親友ですね。親友って久しぶりに会っても、昨日会ったみたいな距離感にすぐ戻れるじゃないですか。私にとってのゲームってそんな存在で、触らない期間がすごく空いても、久しぶりにプレイしたら12時間くらいぶっ通しで遊べたりするんです。

 私は凝り性なんですけど、飽きるときはパッと飽きたりするので(笑)。だから恋人ではないんですよね。たまに飽きるけど、すぐあのころに戻れる。ゲームはそんな親友だと思っています。

最初の夢はお笑い芸人

ーーここからはゲーム以外の活動についてもお伺いしていきたいのですが、動画発信はいつごろから行っていたのでしょうか。

RaMu:昔は芸人になりたいと思っていたんです。高校生のときに芸人を目指すための大会を見に行ったのですが、予想以上にレベルが高くて「私が芸人になるのは無理だ」と思って諦めたんです。でも人前に出てみんなを笑わせることは好きだったので、芸能界になんとなく憧れはありました。

 そのころに『Vine(バイン)』という動画投稿サービスが流行って、「もしかしたらチャンスが眠っているかもしれない」と思って動画投稿を始めたんです。当時はおもしろ系の動画を投稿している女の子が少なかったのもあって、頑張れば芸能界に入れるかもしれないと思い活動していました。

ーーそこからYouTubeへは、自然に移行したという感じですか?

RaMu:そうですね。『Vine』のサービスが終了してしまって。そのころすでに事務所に所属していたんですけど、やっぱり私はSNSから生まれた存在なのでSNSは続けていこうということで、YouTubeをスタートしました。

ーーVineからYouTubeのスタートに戸惑いはありましたか。

RaMu:Vineは尺が“6秒”と決まっていたので、長尺の動画がまったく掴めまなくて最初は怖かったです。6秒だと出オチができるんですけど、YouTubeはちゃんと起承転結を組み立てないといけなかったので、マネージャーに助けてもらいながら手探りで始めましたね。

ーーグラビア活動はいつからスタートしたのでしょうか?

RaMu:友達とプールに行ったときの動画をVineに投稿したら、「こんなスタイルよかったんだ」みたいな感じでバズったんです。その動画をきっかけに事務所に声をかけてもらって、グラビアにも挑戦しました。

ーーグラビア自体に抵抗はなかったんですか。

RaMu:胸が大きいことは、学生のころからコンプレックスだったんですよ。けっこういじられることもあって、そのたびに「私に勝てるやついる!?」とか「肩凝るわ〜」とか明るく返していたんですけど、自分の性格と胸の大きさが合っている気がしていなくて、生活もしづらいし嫌でした(笑)。でもグラビアに挑戦したら、このコンプレックスも自信になるかもしれないと思って、前向きに始めることができました。

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