千原せいじ、カワサキ車を大胆カスタム 仕上がりにご満悦「うわ、すごいな!」

 言わずと知れた近未来バイオレンスアクション映画の金字塔『マッドマックス』。その作中に登場したマシンを再現するべく、お笑いコンビ・千原兄弟の千原せいじが「カワサキKZ1000」をカスタムする企画を自身のYouTubeチャンネルで展開している。

 プロジェクトが動き始めたのは、2024年2月19日公開の動画から。『マッドマックス』をこよなく愛するせいじが作りたいのは、1979年公開のシリーズ1作目に登場した、主演のメル・ギブソン演じる敏腕警察官マックス・ロカタンスキーと敵対する暴走族のリーダー、トーカッター(演:ヒュー・キース・バーン)が乗る「カワサキKZ1000」だ。本動画内ではカスタムを委託した神奈川県小田原市にある馴染みのバイクショップ「スローライフ」へ訪れ、ベース車両としてひどく痛んだ「カワサキKZ1000(1978年式)」の購入を決定。また、すでにフロントカウルも準備されていた。

 2024年3月27日に公開した「【マッドマックス】世界的ペインターにカウル発注!350ss、GT380、GS400、バブ…凄腕ペイントの旧車に感激!」と題した動画でせいじは、スローライフの代表・鈴木さんとともに、茨城県筑西市のカスタムショップ「ブルービアード カスタムスタジオ」へとやってきた。鈴木さんによれば、ブルービアードには「世界中で賞を取っているすごく腕のいい職人さん」がいるという。これを聞いたせいじは「いや待ってくれや。そんな世界的に有名な人間がなんで茨城におんねん!」と毒づく。

 しかし、ブルービアードのペインター・ミナミさんが、テレビ東京のバラエティ番組『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』に制作車両が紹介され、また、上海の大規模モーターイベントでペインターを務めた凄腕だと知ると、態度が一変。せいじは「日本を代表する、いや! アジアを代表するペインターがせいじのバイクを塗ってくれているということで」と喜んでいた。

 なお、前回用意したフロントカウルはネットで購入した品ということもあって、ヘッドライトを出すための穴が大き過ぎるなどの問題があり、このままでは装着できない仕様となっていた。そこでブルービアードに作り直しをお願いしていたらしく、この度、成形したばかりの新たなフロントカウルがお披露目された。ミナミさん曰く、前回のフロントカウルは「作りが酷過ぎた」ということで、綺麗に修正した「せいじさんスペシャル」に仕上げたとのこと。最大の課題だったヘッドライト用の穴もピッタリサイズになっており、せいじは「うわ、すごいな!」と声を上げる。加えて、表面の肌触りも良く「ツルツルやな」とうれしそうにしていた。

 肝心要のパーツが出来上がったからには、あとは塗装するだけ。せいじは「色は深~い黒が良いです。世界で一番深い黒が良いですね」と注文。そして改めて「こんな仕上がりになるとはね」とフロントカウルの出来栄えを讃え、今回完成形に大きく近づいたことで「ほんまに楽しみ。50歳越してこんなにワクワクすることはないわ」と、期待に胸を膨らませた。

 果たして、どのような“せいじスペシャル”のトーカッターバイクが出来上がるのか。引き続き、プロジェクトの動向を注視していきたい。

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