「アマチュア」に「ケンコバ絶賛芸人」も 『R-1グランプリ2024』優勝本命芸人を動画から分析
トンツカタンお抹茶
プロダクション人力舎所属するお笑いトリオ・トンツカタンのメンバー。誰からも愛される明るく元気なキャラクターが魅力の芸人で、ハライチの澤部佑曰く、「ジャングルポケットおたけとはんにゃ川島ofレジェンドのハイブリット芸人」と例えられるほど。そんな雰囲気から繰り出されるネタは一度ハマれば抜け出せないほどの中毒性があり、準決勝でも爆発的な笑いの量をかっさらっていた。
相方でもある森本晋太郎が様々な芸人と100ボケ100ツッコミの対決をするYouTubeチャンネル・タイマン森本に出演した際も、入口に対して小道具がデカすぎて入れない、「なるほどね」と言おうとして「すなるほどね」と噛んでしまうなど、どこまでが天然でどこまでが計算なのか分からない強さがあった。会場の雰囲気さえモノにすれば、ネタ中だけでなくネタ後のトークでも大きく跳ねてくれることだろう。
どくさいスイッチ企画
普段はサラリーマンとして一般企業につとめるアマチュア芸人。全日本アマチュア芸人No.1決定戦2023で優勝するなど、その実力は確か。銀杏亭魚折(いちょうてい ウォーリー)という名前で落語家としても活動しており、掴みからオチまでが綺麗に構成されたネタは落語のバッググラウンドが反映されている。
プロとアマが入り乱れて大喜利を競い合うYouTubeチャンネルである「大喜る人たち〈大喜利動画〉」でも頭の回転の速さと発想力を存分に発揮しており、533問目「びしょびしょ株式会社でありそうなこと」というお題ではサラリーマンという特性を活かした答えを連発し会場を沸かせていた。
大会のネタ順はまさかのトリ。今大会一番の台風の目になることは間違いない。
この4人に加え、ルシファー吉岡、kento fukaya、寺田寛明、サツマカワRPG、吉住といったいずれも複数回の決勝経験を持つ猛者たちが迎え撃つ。誰が優勝してもおかしくない、まさに「史上最高の大会」になることだろう。お笑いの歴史に名を刻む新たな王者の誕生を心して見守りたい。
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