Samsung、スマートリング『Galaxy Ring』を正式発表 睡眠や心拍、呼吸などを測定可能

 Samsungは「MWC(モバイル・ワールド・コングレス)」にて、同社初となるスマートリング『Galaxy Ring』の実機と詳細情報を、メディア向けに公開した。

 Samsungは今年1月に開催されたイベント『Galaxy Unpacked』にて、『Galaxy Ring』の存在を明かしていた。当時は詳細な機能こそ明かされなかったものの、健康トラッキング機能やAI(人工知能)の活用などが謳われていた。

 『Galaxy Ring』ではプラチナシルバー、セラミックブラック、ゴールドの3色が用意されるが、最終的なデザインは変更される可能性があるという。各色とも5号から13号までのサイズが用意されており、バンドの内側にはSからXLまでのサイズが記載されている。

 実際に製品を手に取った海外メディアのThe Vergeによれば、Galaxy Ringは見た目よりも軽く、思ったほど密度が高く感じないという。また、中央が凹んだ形をしていたそうだ。

 Samsungによれば、『Galaxy Ring』では心拍数やユーザーの動き、呼吸指数に基づく睡眠の測定が可能だという。さらに睡眠や活動量、安静時心拍数、心拍変動の4つの要素を組み込んだ「My Vitality Score」も提供される予定だ。

 スマートリングの分野ではOuraの『Oura Ring』などが販売されているが、市場はまだ成熟途中だ。スマートウォッチよりもさらにパーソナルなアイテムのスマートリングが、消費者に受け入れられるのかどうかを見守りたい。

『Oura Ring』

〈Source〉
https://news.samsung.com/us/solving-the-digital-health-dilemma-samsungs-vision-for-an-intelligent-health-platform/
https://www.theverge.com/2024/2/26/24082729/samsung-has-big-ambitions-for-the-galaxy-ring

決済や健康管理ができる“未来の指輪” あらゆる役割が指先に集約される『EVERING』とは

カードやスマホ、時計など、今や決済用のツールやデバイスを上げれば枚挙に暇がない。キャッシュレス化の流れによって、お財布を出さずに…

関連記事