宅トレクリエイター・竹脇まりな×バディが語る クリエイターを陰で支える“サポート”の力
事業ファーストで考える 竹脇まりなチーム特有のルール
ーーMARINESS事業の戦略会議が毎週行われているんですね。具体的にはどのような話をしているのでしょうか。
竹脇:私たちのチャンネルには「宅トレを広める」という明確な目標があって、そのためにYouTubeを使ってどのように宅トレを知ってもらうか、どう宅トレを習慣化してもらうかというのを細分化して考えています。
私たちはYouTubeの再生回数を上げるという課題に対して、それぞれがYouTube、Instagram、TikTokを分析する役割があるんです。なにがトレンドで、どういう発信をするべきかという情報を全員がフラットに持っていて、各SNSをどう使っていくか。バディと分担して分析し、戦略を考えています。
ーークリエイターもバディもそれぞれに役割があるというのは興味深いです。フラットな関係性であることが感じられますが、このチーム特有のルールなどはありますか?
谷ノ上:“クリエイターファースト”ではないところはこのチーム特有ですね。「宅トレを文化にする」という事業ファーストで考える軸がしっかりしているからこそ、全員が同じ方向を向いている。宅トレが広まるか広まらないかにフォーカスが置かれています。
竹脇:宅トレが広まるか広まらないか、その後に私がやれるかやれないか、やりたいのかを考えています。クリエイターがやりたいことをサポートするというのはよくある話ですが、全員が宅トレを広める事業という意識をもっているからこそ、クリエイターファーストではないんです。
バディは「仕事のパートナーであり、精神的な支え」
ーー仲間であるという考えが強く伝わってきましたが、これまでに竹脇さんが「バディがいてくれてよかった」と思った出来事はありますか?
竹脇:たくさんありますが、一つは出産したときですね。私が妊娠、出産するタイミングでは、チャンネルにおける発信や活動の仕方について相談できて、本当にいてくれてよかったなと思いました。ライフステージとしてすごく大きな変化だったし、個人の竹脇まりなとインフルエンサー・宅トレクリエイターとしての竹脇まりながいるなかで、どう発信していくのか、どのように活動していくのか考えることがすごく多かったんです。
基本的にバディは、私がやりたいことや私がなりたい姿というのをすごく尊重してくれます。そのうえでどうすればやりたいこと、なりたい姿を実現できるのか、実現した先にはどんな未来が待っているのかを客観的に見て、さまざまな視点で提案してくれるのですが、いろんなところから情報を集めて相談に乗ってくれたのは大きかったです。
ーー動画でも方向性が出産の前と後で変わったとお話しされていましたが、そういった方向性に関しても強力なサポートがあったんですね。谷ノ上さんは竹脇さんの出産前後でサポートの仕方など変えたところはありますか?
谷ノ上:まず、いかにまりなさんが担っているものを手放せるかを考えました。普段から向き合っている時間や考えることが多かったおかげで、私たちが代わりにできるものが多かったんです。安定期に入るまでの活動と、出産までの活動というところでは、まりなさんは動画に出るだけでいいという状態になるように環境を整えました。
竹脇:物理的に妊娠・出産はフィットネスを発信している身からすると、活動制限なんです。でもSNSと宅トレを広める活動は止めたくない。体調も崩しやすくなったり物理的な制限が出てくるなかで、どういう発信をしていくかということも、バディ中心に考えてもらったんです。このときは特に支えてもらったなと思っています。
ーー動画出演以外をほぼすべてマネジメント側でこなせるというのは、フラットな関係でつねに同じ方向を向いているチームならではなのかもしれませんね。
竹脇:私の行動で知らないものはないと思います。仕事のスケジュールはもちろん、誰とランチに行くとかプライベートのスケジュールも知らないことがないんじゃないかな。秘密の予定とか入れていないんで(笑)。秘密にすることがないくらい私を知ってもらったうえで、タイムスケジュールの管理もすごくしっかりやってくださっているので、本当にありがたいですね。
ーー仕事以上の関係と言っても過言ではないですが、お互いはどのような存在なのでしょうか。
竹脇:私にとっては仕事のパートナーであり、精神的な支え。この仕事はSNSに疲れてしまったり、方向性や発信方法に悩んだり、精神的なプレッシャーが大きい。私は主人ともビジネスパートナーとして働いているので、日常で主人との関係においても考えることが多くて、そういったなかでバディは一番気持ちを吐き出せる存在なんです。全部話して大丈夫だし、全部受け入れてくれる。絶対にいなくならないでほしいと思っています。
ーーお二人は竹脇さんにとっていなくてはならない存在になっていますが、バディのやりがいはどんなところにあると思いますか?
梅田:UUUMでは本当にいろんなプロジェクトを動かせるんです。YouTubeの再生数を上げるために、YouTubeコミュニティやインスタのストーリーを使って何かを仕掛けるなど、いまもいろんなプロジェクトを走らせています。それをひとりじゃなくてみんなとできるというのは、バディのやりがいというか、楽しい部分だと思います。
谷ノ上:世の中の人が考えるマネージャー像とUUUMのバディはイメージが違いますね。2人3脚でクリエイターと並走するのが仕事で、それがやりがいというか。一緒に走れることに楽しさを感じています。
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