『Shadowverse』プロシーン王者はAXIZに決定 引退表明のRumoiが有終の美「本当に楽しかった」
CyberZ、エイベックス・エンタテインメント、テレビ朝日が運営する国内最大級のeスポーツイベント「RAGE」は、対戦型オンライントレーディングカードゲーム『Shadowverse』の大会「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR 23-24 CHAMPIONSHIP(以下、PTCS)」を、2月11日にベルサール秋葉原で開催した。大会ではレバンガ☆SAPPOROとAXIZが対戦し、AXIZが4年ぶりの優勝をつかみ取っている。
「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR 23-24(以下、RSPT 23-24)」は、Seasonごとに8チームからローテーションと2Pickの代表選手が出場し、予選と本戦を実施してそれぞれ王者を決定する。そして試合での勝利数や順位に応じてチームポイントが付与され、全5回のSeasonの累計ポイントによる順位の上位が参加するPLAYOFF、そしてその勝者と年間順位1位によるPTCSを通じて年間王者が決まるというシステムだ。
PTCSは「RSPT 23-24」年間順位1位のレバンガ☆SAPPOROと、PLAYOFFを勝ち抜いたAXIZの2チームによるローテーション4戦&2Pick1戦(いずれもBO3)で3戦先取のルールで実施。有料席チケットが完売した本大会には、大勢の観客が集まり会場は満席状態となった。
試合は第1試合からAXIZ、レバンガ☆SAPPOROが交互にポイントを奪い合う展開となり、第3試合(2Pick)を制したAXIZが優勝に王手。ここでAXIZは今大会限りでの引退を表明していたRumoiが登場し、レバンガ☆SAPPORO・rikkaと対戦する。この一戦でRumoiは今大会最初となるストレート勝ちを収め、チームを見事優勝に導いて有終の美を飾った。
3勝1敗で優勝したAXIZは、賞金1500万円を獲得。Rumoiは試合後、「自分自身、ここまで頑張ってきたと思いますし、ここまで自分をつないでくれたのはチームメイトのおかげ。5年間、応援ありがとうございました」と涙を浮かべつつあいさつ。「これまでたくさんの試合を見せることができて、本当に楽しかったです。言葉にならないんですけど、すべての声が届いていますし、これからも頑張っていきます。みなさん、これからもAXIZとShadowverseの応援をよろしくお願いします」と呼びかけ、大会を締めくくった。
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