『Apple Vision Pro』のパスコードを間違えて絶望する国内ユーザーに朗報 初期化できるアプデが配信開始

 2月2日に発売したAppleの空間コンピューター『Apple Vision Pro』。さっそく発売後初となるソフトウェアアップデート「visionOS 1.0.3」の配信が開始された。

 『Apple Vision Pro』では、虹彩認証機能「Optic ID」だけでなく、パスコードによるセキュリティが設定できる。iPhoneなど他のApple製デバイスでは、一定回数パスコードを間違えた際に本体のデータを消去してリセットするオプションが選択可能だ。一方で、今月初頭に発売された『Apple Vision Pro』にはそのようなオプションが存在せず、パスコードがわからないと本体がリセットできず、Apple直営店を訪れる必要があった。

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 「visionOS 1.0.3」では、『Apple Vision Pro』のパスコードを忘れた場合でも、ヘッドセットをリセットできるオプションが追加された。また、複数のバグ修正も含まれている。

 「visionOS 1.0.3」は、前回の「visionOS 1.0.2」から2週間後にリリースされた。ソフトウェアアップデートは設定アプリのソフトウェアアップデートのセクションからインストールできる。

 現状では米国のみ販売がおこなわれている『Apple Vision Pro』だが、国内でもアプリ開発者やXR系のアーティスト、テクノロジストが現地で受け取り輸入している。これまでは「パスコードを間違えたらまた米国に行かないといけない」という状況だったため、購入したユーザーがSNSで注意喚起を促していた。

 しかし、今後はリセット後にApple IDによるアクティベーションを行えばふたたび使えるようになるとのことで、先んじて購入した国内ユーザーにとっては朗報だろう。

〈Source〉
https://www.macrumors.com/2024/02/12/apple-releases-visionos-1-0-3/

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