まさしく「ゲームの当たり年」 2023年を印象的な注目作とともに振り返る

 1月の記事で「2023年は超大作ラッシュが来る」と書いたように、今年は大作ビデオゲームが怒涛の勢いでやってくるスゴい一年となっていた。

 細かく説明するとキリがないので、筆者の独断と偏見で2023年に発売された大作タイトルをピックアップしてみよう。この箇条書きだけでもスゴいことがわかるはずだ。

・『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』
・『バイオハザード RE:4』
・『FINAL FANTASY XVI』
・『ストリートファイター6』
・『Wo Long: Fallen Dynasty』
・『Starfield』
・『ピクミン4』
・『Counter-Strike 2』
・『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』
・『ディアブロ IV』
・『Marvel's Spider-Man 2』
・『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』
・『Alan Wake 2』
・『Dead Space』
・『Forza Motorsport』

 いやはや、ざっと挙げただけなのに遊びきれないほどのゲームが出ているだろう。海外のゲームアワードを総なめしているRPG『バルダーズ・ゲート3』も2023年12月21日に日本語版が出ているし、今年のゲーマーは年末までみっちり予定が詰まっているといえる。

Lies of P

 これら以外のタイトルでも注目すべき作品がいろいろと出ている。リズムゲームとスラッシュアクションを合体させた『Hi-Fi RUSH』はファンから高い評価を受けているし、死にゲーから多大な影響を受けている『Lies of P』も大きな広告展開を行ったのもあって話題となった。

 すでに押入れにしまったという人も少なくないかもしれないが「PlayStation VR2」も今年発売された。『スイカゲーム』が流行したのはまだ記憶に新しいだろう。

スーパーマリオブラザーズ ワンダー

 また、2023年は日本のゲーム開発会社が注目を集めていた。まずは任天堂だ。国内外で高い評価を得ている『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はもちろん、『ピクミン4』もシリーズで最も売れる結果になっているし、『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は2Dアクションとしてのマリオの新しい可能性を見せてくれた。

バイオハザード RE:4

 カプコンも素晴らしい。理想的なリメイクである『バイオハザード RE:4』のみならず、格闘ゲームそのものを盛り上げた『ストリートファイター6』も印象深い。開発会社こそ違うが、『モンスターハンターNow』も新しい可能性として注目された。

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON

 昨年は『エルデンリング』で注目を集めたフロム・ソフトウェアは『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』で再び存在感を示している。今後も注目のデベロッパーといえるだろう。

 ゲームそのものではないが、興行収入13億ドルを越えた『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 』も大きな話題になったし、原作の良さを見事に活かした実写ドラマ版『THE LAST OF US』など、ゲームの映像化作品も優れたものが登場している。このあたりを含め、2023年はまさしく「ゲームの当たり年」と言えるだろう。

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