これからのクルマは走るガジェットに? モビリティの概念を変える『AFEELA』が日本初お披露目
先日、ソニー・ホンダモビリティ(以下SHM)が虎ノ門ヒルズステーションタワーにて報道陣に公開したのが『AFEELA(prototype)』。登壇した代表取締役兼社長の川西泉氏はこれまでにない新しいコンセプトのモビリティとして注目を集める同社の取り組みのコンセプトは3つのA(Autonomy、Augmentation、Affinity)であると改めて定義した。Autonomy(オートノミー)は進化への自律性、Augmentation(オーグメンテーション)は身体・時間の拡張、そしてAffinity(アフィニティ)には人との強調社会との共生の意味が込められているという。
また、川西氏は「オートノミーは、映像や将来の自動運転機能を含む技術走行を実現すること、そしてオーグメンテーションはその安心・安全の上に成り立つ移動体験における時間と空間の楽しみ方を変えていくこと、アフィニティは人とモビリティの関係性、また社会の中でのモビリティの新たな価値を創出していくことと考えています」と意義を強調した。
同社は既にアメリカで行われたCES2023でプロトタイプを発表しているが、更にブラッシュアップして日本での発表に辿りついたと川西氏は強調。「私たちが立ち上げる新しいモビティティブランドとして『AFEELA(アフィーラ)』と人がモビリティを感じること、新しいテクノロジーでモビリティが人や社会を感じること、そんな感じ合える関係性を新たに作り、育てていくアフィーラというブランドには、そんな思いを込めています」。「まず感じるFeelという言葉をネーミングの中核にし、3AというコンセプトからFeelをAutonomyとAugmentationの2つのAで挟み、Affinity、人との協調社会との共生を目指すという大きな方向性で包含されるブランドとしてアフィーラと名付けた』と語り、3Aのコンセプトやネーミングへの裏話などを披露した。
気になる今後の展開だが、AI技術を積極的に取り込みのは勿論、将来的にはクリエイターやデベロッパーがAFEELA(アフィーラ)上で動作するアプリやサービスが展開できるよう提供、モビリティをオープンな存在にしていくと宣言した。
今後は 2025年前半に先行受注を開始し、同年中に発売を予定。デリバリーは2026年春に北米から開始、日本へは2026年中を予定している。また『AFEELA(アフィーラ)』は10月28日から開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」で一般公開予定。是非、次世代のモビリティをその目で確かめて欲しい。
■参考情報
◯「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」出展概要
SHMは「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」にAFEELA Prototypeを出展。AFEELA Prototype(ジャパンプレミア)は2023年1月にCES® 2023で公開したAFEELA Prototypeを日本で初めて一般展示。人とモビリティの新たな関係を提案するこのプロトタイプをベースに開発を進めていく。
https://www.shm-afeela.com/ja/
◯JAPAN MOBILITY SHOW 2023概要
・主催者:一般社団法人 日本自動車工業会
・一般公開日:10月28日~11月5日
・会場:東京ビックサイト(東4・5・6ホール内)
https://www.japan-mobility-show.com/
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