リリースから約2週間で約22億円を売り上げた『モンハンNow』 「モンハン」と位置情報ゲームの相性を考える
『モンスターハンターNow』(以下、『モンハンNow』)のサービス開始から、まもなく1か月が経過する。
シリーズ初の位置情報ゲームは、同ジャンルの成功例たちとどのような共通点を持っていたのか。そのインプレッションから、「モンスターハンター」と位置情報ゲームの相性を考える。
今度の舞台は、モバイル×位置情報ゲーム。注目のなかリリースを迎えた『モンスターハンターNow』
『モンハンNow』は、「モンスターハンター」シリーズを展開するカプコンと、『Pokémon GO』『ピクミン ブルーム』といった位置情報活用ゲームで知られる米・Nianticが協業し、開発・配信するモバイルゲームだ。プレイヤーは、シリーズの世界観へと変化した現実世界を舞台に、ひとりのハンターとして狩りや素材の収集などを楽しむことができる。
片手でもプレイ可能な直感的かつシンプルな操作が特徴で、クエストの時間は最大75秒。いつでもどこでも気軽に遊べるよう、本編とは一部異なる設計を持っている。フレンドや近くにいるプレイヤーと、マルチプレイを行うことも可能。シリーズとモバイルゲームそれぞれの特性を生かした体験が盛り込まれた。
『モンハンNow』は、2023年4月18日にその存在が明らかとなった。発表当初から「シリーズの新作であること」「モバイルでの展開であること」「位置情報を活用したゲームとなること」などが注目を集めた過去がある。4月25日からは、応募者を対象にしたクローズドβテストが段階的に実施され、興味を持つ多くのフリークたちがプレイに勤しんだ。リリースに先立ち、東京・渋谷で展開された巨大広告も話題に。満を持して、9月14日にサービス開始となった。直前の9月11日には、事前登録者が300万人を突破したことを、Nianticが明かしている。
基本プレイ無料・アイテム課金型で、Android/iOSに対応する。プレイヤーからは、今後のアップデートに期待する声も上がっている。