『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』が「日本ゲーム大賞」優秀賞に 支持を集める2つの理由

 コンピュータエンターテインメント協会は9月21日、「日本ゲーム大賞 2023」の受賞作を発表した。

 この1年で話題を集めた作品がズラリと並ぶなか、印象的だったのが『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』(以下、『パラノマサイト』)の優秀賞選出だ。受賞作の大半が発売前後を問わず、大きな注目と話題を集めたA級タイトルであることからも、『パラノマサイト』の受賞の異色さが際立つ形となった。

 本稿では、同タイトルの概要を踏まえ、支持の理由を紐解いていく。

「呪いの力」と「蘇りの秘術」をめぐるホラーミステリーADV

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』トレーラー

 『パラノマサイト』は、ジーンが開発、スクウェア・エニックスが発売を手掛けたアドベンチャーゲームだ。昭和後期の東京都墨田区(タイトルにある「本所」とは、同区に実在する町名)を舞台に、些細なきっかけから呪いの力を得た9人の男女が、七不思議に隠された「蘇りの秘術」をめぐり、互いの想い・能力をぶつけ合う。特徴的なのは、群像劇のスタイルをとっている点。プレイヤーは、ストーリーの進行度に合わせ、各登場人物の視点を切り替えながら、その裏に見え隠れする物語を謎へと迫っていく。

 ディレクター/シナリオを務めたのは、推理ADV「探偵・癸生川凌介事件譚」シリーズや、モバイル向けノベル型RPG『スクールガールストライカーズ』などの代表作で知られる石山貴也氏。キャラクターデザインには、「すばらしきこのせかい」シリーズで知られ、『スクールガールストライカーズ』では石山氏とタッグを組んだ経歴も持つ小林元氏がクレジットされている。

 対応プラットフォームは、Nintendo Switch、PC(Steam)、モバイル(Android/iOS)。価格は、Nintendo Switch/PC版が1,980円(税込)、モバイル版が1,900円(税込)となっている(※)。

※ダウンロード版のみの展開。

#パラノマサイト はどう生まれたのか 開発者インタビュー 【#スクエニの創りかた 】

関連記事